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単身ベトナムに渡って仕事をつくる方法~その2~

*写真は宇宙一うまいベトナムの手長海老さん。この量で1500円くらい。

前回の続きです。

フエというスーパー田舎街で、ベトナム語も分からない、友達もいない自分が、まず何をしたかというと、

・ブログを書くこと(http://kawamurayasuhiro.blog36.fc2.com/blog-date-201004-1.html#toppv)

・Twitterをすること

・市場に行ってベトナム語を覚えること

の3つだ。これしかやることがなかった。

当時は「24歳×ベトナム×フリーランス」という謎の活動をしている人間が いなかったことから、当初は1日のアクセス数が「3」しかなかったところから、初めて半年くらいで1日1000くらいにはなった。周囲に友達がいなかったため、毎日のアクセス数が増えるだけでも、嬉しくてたまらなかった。

そんな日々を過ごしていると、ある日転機が訪れる。いつものように日々をツイートしていると、反応してくれた某旅行代理店の代表の方が、「君、ベトナムで何してるの?一度話しませんか?」というお誘いを頂いたのだ。早速会話をしたところ、非常に面白がってくれて、「君が企画するツアーとかできないのかな?作ってくれたらお客さん集めるよ!」と申し出てくれたのだ。

一瞬「え、本当かいな。僕なんかでいいの?」と思ったが、せっかくのお誘いですし、そもそもの目的が「仕事をつくる」ためにここにいるのだ。

「はい、やらせてください!」と即答し、ここでベトナム滞在6ヶ月目にて、一つ目の仕事をつくることに成功したのだった。

今、思うと、計画も何もあったもんじゃなかったし、やっていることと言えば、日々のことをツイートして、ブログにまとめているくらいだった。ただ、一つだけ言えることは、毎日必死に生きていたこと。1週間後もどうなっているか分からない中で、日々日々を自分なりに生きていたとは思う。そういった言葉にならない何かを、ツイッター越しに、こちらの旅行代理店の方は感じ取ってくれたのだろうと思っている。*ちなみに、このツアーは収益的にいえば、代理店さんの方にはほとんど利益にならなかったと思う。それでも約3年近くも続けてくれたIさんの心意気には今でも心底感謝している。

この経験から言えることは、「自分なりの仕事をつくること」とは決して人より抜きんでたスキルや経験が必要とされているわけではなく、自分が毎日何を思って生きているのか、仕事をしているのかということが相手に伝わることが最初のステップであることなんだ。周りからみたらちっぽけだと思われるかもしれないけれども、本人にとってはど真剣に取り組んでいること。そうした言葉にならない情熱みたいなものが、ツイッターやブログを通じて、伝わる人には伝わるんだなということ。

インターネットがない時代では、会社の人とつながろうとすると、役職や立場に阻まれて、個人の想いよりも、会社にとってどういう価値があるのか、それにふさわしい会社に所属しているのかといった「外側」が重要視されていた。

しかし、ツイッターやブログが出てきたことで「内側=当事者の気持ちや想い」みたいなものが可視化されて、「そう、俺もそう思っていたんだよ!」といった共感がとても生まれやすくなったのだと思う。その勃興期が2010年くらいだったんじゃないかな。

仕事は握手みたいなものだ。相手が差し伸べている手をつかむか、自分が差し出している手をつかんでくれる相手さえ見つければ、そこに小さな仕事は生まれる。必ずしもすぐお金にはならないかもしれないが、積み重なると、それが信用を生んで、時にはお金にも変わったりする。

だから、これまで以上に大切なのは、

「あなたは何がしたいのか」

「あなたは何者なのか」

「あなたは何に燃えている人なのか」

といった内側を表現し続けることだと思う。恥ずかしくてもいいからまずやってみると小さな光が見えるものだ。

、、、とこんな偉そうなこと書いていますが、最近は仕事に忙殺されて今まで内側を表現できていなかった僕です。これ以上は長くなりますので、また明日書きます。おやすみなさい!

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