誰かの自由を食べるなら、ちゃんと味わって

男は不自由から脱するため
女の自由を食べるのね

SOIL & "PIMP"SESSIONS/椎名林檎 殺し屋危機一髪

レミゼラブルを見たからか。
問い会に参加した後だからか。
なんでこんなにも考えちゃうのかね。

*

憧れのひとがいるんです。
本当に素敵なひとなの。
優秀で、情熱があって、しなやかで、芯があって、
感動したらすぐ涙が流れる人で、強くて、
でも肩は薄くて、守ってあげたくもなるし、応援したくもなる。
なんていうかロールモデルってもいうのかな?
とにかく、私はそのひとのこと、人として大好きなんです。

その人には2人のこどもがいるの。
そのこどもとの関わり方とかも素敵。
こどもとして守っているところも、
冒険者としてこどもから好奇心を学んでいるところも、
ひとりの人として尊敬しているところも、
本当に素敵な関わり方なの。

ちょっとしたお花とか、ちょっとした言葉にも心を動かされる人で、繊細でエネルギーがある人。
親として、社長として、地域住民として、社会の一員として、
どんなその人も素敵で、大好き。

*


その人には結婚している人がいて、お相手も優秀ですごい人。
社長さんで、全国を飛び回っていてね、週の半分以上が出張。

だから、こどもの世話は、憧れの人が多くやっている。
経済的には結構豊かな環境だから、日中はベビーシッターさんもいるし、何かあれば預けるおじいちゃんやおばあちゃんもいる。
お相手の方もお家にいる時は家事や子育てに積極的。

その憧れの人は、幸せだと言うの。
その瞬間のこどもと過ごせることも、そんな環境でやりたいことを続けられていることも。
でも時々大変だとも言う。いろんな人からの声に応えたいし、全部応えるにはリソースが足りないのだと。

*

憧れの人が幸せならいいの。
私もたくさん働きたいし、子供も欲しい。
憧れの人の生き方から学ぶことは多い。

いいんだよね。なんなんだろうね。

*


自由は食べられて、誰かのお腹の中にいってしまうのだろうか。

もし食べてしまうなら、
小さいサイズで、
大きな平たいさらに、
ちょこっとソースを添えて、
しっかり噛み締めて、
後味まで存分に楽しんで。

ナイフとフォークで丁寧に食べて。

ちょっとの自由を食べて、
何倍もの美味しさに変えて

マックのポテトみたいに、
絶対に食べないで



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