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幽霊はいるかいないか。それを考えるのではなく

 幽霊はいるか、それともいないのかということは度々論争になる。実際のところ、その存在はいないとされることが多いが、もちろんその証拠はない。いないことの証明はできないからであるが、ともあれ、幽霊という概念はなぜか私達の頭の中にあるのだから、もしかすると誰かがそれを見たことがあると考えてもいい気がしてくる。
 そうでなければ、幽霊という言葉や概念は生まれにくい。少なくとも幽霊は、実際にいるかというより、見たという人がそれなりにいることが重要なのである。なぜ、それは見られているのか。なぜ、幽霊だと思われているのか。なぜ……。

 そういうふうに向き合うことが、幽霊とのきちんとした付き合い方だ。否定や肯定ではなく、しっかりとそれにまつわる、私達の実際を考えることがまさに人間というものだ。

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