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PSB増殖について

今回はメダカ飼育で何時も出てくるPSBの増殖に触れたいと思います。
PSBがバクテリアとして優れている事は文献にも論文にも多数書かれていますので、そちらをご参考にして下さい😉
今回の話は冬場のPSB増産を短時間で完成させる話しです。
結論から申しますと純度の高い種PSBと光と冬場は培養温度が必須です。
純度が高い充分に増殖した種バクテリアの色は赤ワインを濃くした色、1番身近な近い色はトマトジュースです。かなり濃いトマトジュースが1番近い感じがします。ドス黒い赤は駄目です、雑菌が入ってます。この事は増殖させるには大変重要で、綺麗な赤とか光に透かすとライトが透けて見える状態の物は期待できません、未だ増殖していません。
次に光です、太陽光は夏場の7-8-9月なら外に出してるだけでできます、しかし、冬場の11-12-1-2-3月は出来ますが時間が一か月とかのレベルです、又、失敗します。これでは冬場は多量に使えませんね。それで使うのがLEDライトですね。多くの人が植物育成用の紫赤の変わった色のLEDを使っているとのYouTubeなどがありますが、私も沢山持ってましたから使いました、増殖できない事は有りませんが時間がかかりすぎます。それで着眼したのが昔からある電球💡タイプのLEDです。これは保温ボックスの作成にも書いていますが¥100均で60W相当が¥200で売っています、60W相当ですが7Wぐらいしか使いませんから電気代金にかなり優しいです。そして種類ですが、電球色 白色 昼白色が有ります、昼白色を使用して下さい。スポット的な単方向に光がでるタイプも良く有りません。育成用のLEDは発熱量が少ない事と光のスペクトルが多分植物の光合成に適していますが、PSBも光合成細菌とは言うものの植物の光合成とは少しちがいます、多分この言葉にも勘違いがありますね。昼白色のLEDに反応するのは多分スペクトルが増殖にあっていると考えます。
それから温度です、これは非常に重要です。保温ボックスにライト2個をいれて前回の記事の様にセットすると内部の温度はライトの発熱で大体25℃になります、出来る事なら35℃は欲しいですね。セット時に電球にくっつける様に置く事だと考えます。容器は1リットルペットボトルで透明度の高い物、小分けの方が早く出来ます。
そして、どのぐらいの比率を種PSBを入れるかですが、20%なら成功します、色々試して下さい。
それから、気付いた方もいると思いますがバクテリアの餌?ですね。エビオスがメジャーですが沈殿物が出来ますから私は使用しません、食品発酵物(バクテリアが発酵物を食べているのでは無く、発酵後に作製されるアミノ酸などが好物)ならメダカにも安心?です、色々試して下さい。いっぱいの量で実験しなくても、100均で売っている小さなボトルでできます。
ヒントは液体発酵物です。嫌気性バクテリアですから、出来るだ空気の無い状態で増殖が必要ですが、それ程神経質になる必要は有りません。自然界の嫌気性バクテリアは空気があると死ぬのでは無く、空気があれば呼吸をしますが硫化物などの分解は辞めるだけです。普通にボトルの口元迄水道水入れて蓋すれば完了ですね😁、カルキが入ってる方が雑菌を殺しますから都合が良いですね。それから、ボトルから使いだして、ボトル内の空気が増えてもシェークすると空気が液に入ります、これもゾウリムシの培養と勘違いしているのかなあ、しないなら大丈夫です。だから純粋に作って沈殿物が無い用に増殖させる必要があります。
ふやして何とかは価格が高いですが、エビオス入れる必要は全く無いです、何故エビオス入れ出したのかわかりませんね。ゾウリムシやミジンコの増殖と勘違いしてるのかなあと思います。沈殿物が出来るのは駄目です。もし、ふやして何とかを使うなら、これだけを1リットルに2ブッシュでほぼ確実に購入物と同じ物が完成します、しかし、高い。🤭
私が書いている保温ボックスを作成されて、まずは、試して下さい。分からない事があれば、全部には答えられないかも知れませんがお助けしたいですね。
写真は左側が自家製、右がメーカーから購入した新品です、ここまで増殖するのは5日間です。

左側自家製 右側メーカーの新品(ラベルがあるから反対側)

# PSB増殖
# 嫌気性バクテリア
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# カワウソメダカ

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