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夫婦で家事や子育てに取り組む理由をきちんと説明するよ

我が家は夫婦が共に主婦・主夫を経験し、それぞれが家事や子育てを一手に担う大変さをきちんと理解している
だから家事や子育てが大変!という不満爆発が原因の夫婦喧嘩はここ10年したことはない
しかし、10年前の私が主夫になる以前、つまりサラリーマン時代にはあった
私がまだ理解が不十分だったから
そして同時に、奥さんが「働く」ということに対しての理解が不十分だった
だから10年より前は、奥さんの「理解されない家事や子育ての不満」が原因の夫婦喧嘩があったし、仕事で疲れてるのに!というような私の「理解されない仕事の不満」が原因の夫婦喧嘩もあった
今後この「理解されない仕事の不満」についてもnoteで書いていこうと思うけど、まずは今回、家事や子育てを夫婦で分担するべき理由について書いていこうと思う

いつまで続くの?昭和の価値観

昭和の「男は仕事!女は家事育児!」という価値観が未だに根強く残っている現代日本では、多くの家庭で家事や子育ての負担が妻側に偏っている
のが現状だ
しかし、それはもうおかしいとみんなが気付いて良いころだと思う
実際、気づいた男性も増えてきている(私もその1人)ように感じている
そして、少しずつではあるが、変わりつつあるのも事実だと思う
だが、それでもなお、なぜ家事や子育ての負担が偏ってはいけないのか、なぜ夫婦が一緒に家事や子育てに取り組むべきなのか、その理由はあやふやにされているような気がする
だからなかなか古い価値観が払拭されず、今も夫婦間における家事や子育ての負担の偏りは、一向に是正されない

家事や子育てには夫婦で取り組め!と言われる、至極簡単な理由

答えは実にシンプルだ
家事と子育ては、文字通り「2つの仕事」にわかれている
よって、1人で両方をやろうとするのは、右を見ながら左を見るのと同じ
つまり、無理
なのだ
それでも
「今までできていたのだから無理じゃないだろ!」
などと言い出す人は、多分出てくる
かつて散々言われてきたから間違いない
まぁそんな的外れな意見などどうでも良い
現に夫婦で取り組めば家事育児の難易度は格段に下がるのだから

分担したらご覧の通りだ
お腹が空いた状態で料理を作る必要もないし、お腹が空いた状態で料理ができるのを待つこともない
またはお腹が空いて不機嫌MAXの子どもの相手をすることもない
つまり分担しないのは、自分の首を絞めているだけなのだ

パワーアップした古い価値観

家事と子育ての両方をそれぞれ別々に捉えることで、夫婦で分担しやすくなり、結果的にお互いの負担が軽減される
そして家事や子育ての負担は少ない方が良いに決まっている
何故なら今は、「女性の社会進出」だけが一人歩きして昭和の価値観をパワーアップさせ、「男は仕事!女は家事育児に仕事も頑張れ!」になりつつあるからだ
(いや、もうなっていると言っても良いのかもしれない)
女性も社会で活躍し、より良い社会に!という流れのはずなのに、女性の負担がさらに増すようになるとは、完全に予想外
より悪くなっていると言わざるを得ない

そして、どちらか一方が仕事まで担うとなると、その人は必ず疲弊し、精神的にも肉体的にも限界に達してしまう
こんなのは言うまでもなく、誰でもわかるはずなのだが…
そして、そんな歪な状態でも家事や子育てが現状回っているのは、妻がそれをひたすら1人でこなしているから
気付けよ、押し付けている人達…

いつまでも軽んじられる家事育児

家事や子育てに参加せず、家事に子育てにと忙しなく動き回っている横でのんびりスマホを見る
そんなの健全な家庭と言えるわけがない
会社でやったらクビになることをやっているわけだが、そんな自覚はないのだろう
あったらやるわけないからな
家事や子育てを軽んじ過ぎていると言わざるをえない
家事や子育ては、家庭の中で最も大切な仕事であり、決して軽んじてはいけない純然たる「仕事」
だからこそ、夫婦で協力し合い、共にその負担を分担すべきなのだ
それに協力し合えない夫婦、それはもう「夫婦」とは呼べないだろうよ
大抵の夫婦は結婚式をして、そこで病めとき時も健やかなるときも~、愛し敬い慈しむことを~と、誓い合ったはず
その誓いはどこに行ったのか
家事や子育ての負担が片方に偏っている状況は、相手を全然敬っても慈しんでもないだろう
結婚式からやり直せ

家事と育児の負担が偏ると、家庭内に不公平感が生まれる

わかっていない人が本当に多いけど、家事や子育てはそれ自体が重要な仕事
料理を作ること、掃除をすること、洗濯をすること、子どもを育てること、どれもが家庭が家庭として存在するためには欠かせない仕事である
しかし、現状これらの負担は、ほとんどの場合、妻側に偏ってしまっている
(もちろん、妻がその仕事を得意としているケースもあるだろうけど)
問題は、それが当たり前であるかのように思われてしまっていることだ
妻に家事や子育ての負担が偏ると、夫婦内に不公平感が生まれる
何故なら、家事や子育ては「夫婦の共通の仕事」だからだ
会社で共通の仕事なのに、自分にだけ負担が集中したら、誰でも不平不満を感じるだろう
それと全く同じである

家事育児は家庭を支えるために必要不可欠な仕事

もし夫が「家事育児は妻の仕事」と思っているとしたら、それは大きな誤解
というより、もはや化石レベルの古い考え方と言って良い
共働きでないとやっていけないから仕事は2人とも働く、でも家事や子育てはお願いね
こう言われたら誰でも相手の正気を疑う
だろう
わざわざ言葉にして言う人がいないだけで、やっていることはこの言葉通り

そして家事は「家庭を支えるために必要不可欠な仕事」であり、それは夫婦の双方が協力し合って担うべきもの
夫が妻にそのすべてを任せ、妻が一人で抱え込むことは、夫婦関係にも悪影響を与える
そして妻が疲弊していき、精神的にも肉体的にも限界に達してしまうのだ

だから夫婦が共に家事や子育てを分担することによって、その負担が平等になり、家庭内の不公平感が解消される
そして、それが結果的に夫婦の絆を深めるのだ
これこそが、「家事や子育てを夫婦で分担すべき最大の理由」

互いに助け合いながら、共に家事や育児に取り組むことが、より良い家庭を築くための第一歩となる

夫婦で分担すべき理由

また家事や育児の分担が重要である理由は、単に負担を軽くするためだけではない
もう少し深いところに理由がある
夫婦が共に家事や育児に取り組むことで、家庭全体のバランスが取れるようになる
これもまた重要なポイントだ

夫が家事や育児に参加することで、妻は精神的に楽になる
自分一人で家事を全てこなすことの疲労感や孤独感が軽減される
それだけでなく、家族全体の絆が深まり、夫婦のコミュニケーションも増える
家事や子育てを夫婦で協力してやることは、ただの作業の分担にとどまらず、夫婦としての協力関係を築くための重要なステップなのだ

父親の家事育児への積極的な姿勢は子どもに良い影響を与える

また、父親が家事や育児に積極的に参加する姿は、子どもに非常に良い影響を与える
子どもは、親の行動を見て学び、成長していくものだからだ
父親が家事を手伝う姿を見れば、子どもは男女平等の大切さを自然に学ぶし、そしてそれは将来、子どもが家庭を持つ時に良い影響を与えるのは言うまでもない
つまり、父親が家事や子育てに参加することは、次の世代に対しても良い教育になるというわけだ
親なら誰もが子どもに幸せになって欲しいと思うだろう
そのための手本を子どもに見せてあげて欲しい
今までの価値観や慣習などにより、「パートナーのため」という理由では夫婦で協力する気になれないと言うのなら、子どものため!あくまで子どものために夫婦で協力しなさい

仕事の分担はシンプルであるべき

何度も言うが、家事と子育ては「仕事」である
だからこそ、これを分担することは非常に簡単で、実に効率的となる
家事と子育ては、それぞれ異なるタスクが並んでいるため、夫婦で分けて行えば、負担が分散されるのは言うまでもないだろう
それぞれが一つの仕事に集中すれば、全体的な効率が上がるし、何より精神的な負担も減る
もう一度言うが、家事と子育ては2つの仕事である
そして夫婦も2人いる
なら夫婦でそれぞれを担当するのが自然
だろう

家事育児を一手に引き受けることは決して「偉い」ことではない

また勘違いしてはいけないのが、家事や子育てを一手に引き受けることは、決して「偉い」ことではないということ
逆に、無理をしてその全てを背負うことは、結果的に誰も幸せにしない
妻が疲れ切っている状態で「私がやらなきゃ」という責任感に駆られながら料理を作ったり、子どもを育てたりするのは、非常に辛いことだ
そんな状態では常に笑顔でいることは難しく、どちらかと言えば曇った顔をすることが多くなるはずだ
そして家の中で一人でも曇った顔をしていると、家庭の雰囲気は悪くなる
表情ほど如実に感情を表すパーツはないから
そうならないように支えてあげるのが家族の役割であり、これが出来なければ家庭全体がバランスを欠いたものになり、憩いの場であるはずの家庭は真逆の「居心地の悪い空間」となる
だから余計に家事や子育てに非協力的になり、余計にスマホを見るようになり、夫婦仲は…となっていく

分担はシンプルにしてわかりやすく

また夫婦で分担することは、シンプルにすると良い
家事や子育てをあれこれ難しく考えず、ただ「これを自分がやる」「貴方はこれをやって」と分けるだけ良い
それで全体としてスムーズに回り始める
やり方にまで口を出すのは避けた方が良い
どう転んでも相手のやる気を削ぐことにしかならない
からだ
そして、この分担を自然に行えることが、理想的な夫婦の形と言えるだろう

なぜ夫婦で取り組むべきなのか

重要なので、最後にもう一度
なぜ夫婦で家事や育児に取り組むべきなのか
理由はいたってシンプル
それは、家庭というものが共同作業によって成り立っているから
夫婦二人で協力しなければ、家庭は成り立たない
妻一人だけでは家事も育児も回らないし、夫一人だけで仕事に行って給料をもらっても同じ
だからこそ、家事や子育ては「二人の仕事」として捉えるべきなのだ
結婚式でケーキ入刀が夫婦の初めての共同作業とか言われるけど、そこで「夫婦の共同作業」は終わりではなく、どんどん始まるのだから

今は平成ですらなく、もう令和ですよ?

妻が家事育児を担い、夫が外で働くというスタイルは昭和に形成された価値観
戦後の復興期には、それはもう最大限にハマったのだろう
おかげで日本は短期間で目覚ましい復興を成し遂げた
これと同じことを今度は夫婦間ではなく家事育児間で、という話である
仕事と家事育児ではなく、家事と育児を夫婦で平等に分担、そして仕事は夫婦で均等に
女性も社会で活躍し、男性も家事や子育てで活躍することを求められる時代になった今、夫婦で分担し合うことこそが現代の理想的な家庭の形だというのは、我が家の例を見てもらえばわかってもらえるだろう

家事育児の負担が片方に偏る不公平感

どちらか一方が全てを担うという状況は、共働きでなければ家計を支えられない現代にはもう合っていない
無理をすれば今も仕事or家事育児と分けることはできるだろう
でもそれはお互いにとっても、家族にとっても、良い結果を生まない
だから離婚率が増え続けている
家事や子育ての負担が片方に偏る不公平感、これが離婚の一番の原因だと思う
離婚を決断する、最後のきっかけ(引鉄)は違うかもしれない
でもそのきっかけの裏に、この「不公平感」があるのは間違いない
だからお互いが家事や育児に積極的に参加し、協力し合うことで「不公平感」をなくし、家庭内のバランスが取り、より良い家庭を築いて欲しい

結論

家事や育児の負担を偏らせるべきではない
お互いで負担を担い、お互いの負担を軽くし、家庭内の絆を深める
家事と育児は、それぞれ独立した仕事として捉えるべきであり、夫婦が分担してやれば、案外シンプルにこなせる
だからこそ、夫婦で共に取り組むことが重要なのだ


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河内瞬
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