「政治家って糞だなっ!」って思った時こそ振り返らないと自分がダメになる!?
憲法53条・・・憲法は衆参いずれかの総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は召集を決定しなければならない
憲法53条にはこう記されているのを知っていますか? でも、昨年も今現在もこの53条は無視され続けています。
某首相が自民党の総裁選の出馬を断念し、他の候補者が続々と名乗りを挙げそうな今日この頃な日本の政治。政治家は、本来は国民のために働くべき役割なはずなのに、彼の頭の中にあるのは自分達のことばかり。今この時だって、新型コロナの自宅療養中に亡くなった人や苦しんでいる人が沢山居るのに、政治家は政局に明け暮れています。
本来であれば、新型コロナウイルス対策などを審議するため、臨時国会を開き、出来る限りのことをすべきだと思うのですが・・・
早期に臨時国会を開くよう議員の4分の1以上の要求もあるにも関わらず、国会は開かれていません。憲法53条はどうなったのでしょう? 日本は法治国家のはずなのに、すっかり放置国家となってしまっています。
そんな昨今、Readyforのプロジェクトを見ていたら、こんな素敵なプロジェクトがありました。
このプロジェクトの背景は非常に切実です。アピール文を是非読んでみてください。
「今年はコロナ禍で子どもたちの誕生日にさえケーキもプレゼントも買ってあげられない経済状態で、親として子どもたちに何もしてあげられない悔しさと申し訳なさで本当に辛い・・・。」
「この春、大学に上げたばかりの子どもを中退させ、家計を支えるため就職してもらった。」
「部活を辞めてもらった。」
「来春の進学をあきらめてもらった。」
といったような”ひとり親家庭”の声が載っています。また、令和2年9月、新型コロナウイルス感染症に起因する解雇・雇い止めなどの見込み労働者数が6万923人に達したことが明らかとなり、その数は毎週増え続けているのです↓
”ひとり親家庭”の窮状は我々の想像を超えています。以前、新メンバーの方々などを中心に次のような記事をご紹介しました。ただでさえ、”ひとり親家庭”は、経済的に厳しい中で、このコロナ禍によって本当に追い詰められています。
また、”ひとり親家庭”だけではありません。スポチュニティのプロジェクトで先日終了した神奈川大学ラクロス部でも、普通の学生でさえ困っているという状況が書かれています。
しかし、新型コロナウイルスの影響がそんな私たちの活動を妨げます。
学校のグランドを使って練習ができなくなり、外部グランドを使って練習することになり、利用料や交通費も自分たちで支払わなくてはならない状況となっています。
そのことで学生たちは経済的に厳しくなり部活を断念する学生も多く、ラクロス部の存続にも影響しています。
政治家がステーキ会食をしたり、日本医師会が政治資金パーティーに参加して美味しいものを食べている一方で、ひとり親家庭が困窮していて、子どもが部活や進学をあきらめないといけない社会って何なんでしょうね?
入院先が見つからずに救急車で息を引き取ったり、自宅療養中に亡くなったりする社会って何なんでしょうね?
国会召集しないで政局に明け暮れている場合なんでしょうかね・・・
・・・と、他人の批判は誰にでもできます。
でも、批判や愚痴からは何も産まれません。
これを書いている人間も、これを読んでいる人間も、果たして困っている人のことを本当にリアルに想像できているのでしょうか?
自分自身のことばかり優先していないでしょうか?
我々スポチュニティの本来の役割や目的を忘れていないでしょうか?
自分自身のことばかり考えている政治家と全然違うと言い切れるのでしょうか?
本当に『1日1時間』という時間捻出はできないのでしょうか? 平日無理でも、本当に週末にも時間は全くないのでしょうか?
孔子の『論語』より
子曰、見賢思齊焉、見不賢而内自省也。
子曰く、賢を見ては齊(ひとし)からんことを思ひ、不賢を見ては内に自ら省(かへりみ)るなり。
孔子が言っていることは、要は「人のふり見て我がふりなおせ」ということです。
他人の愚かさを批判したり愚痴っている暇があるなら、まずは自分自身を顧みて、自分ができることをコツコツと誠実にやるほうが前向きだし、困っている人達の助けになります。
・・・と、これを書いていて自省の念も込めて、改めて想いました。