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肩書をハッシュタグとして考えてみる #肩書を複数持つ必要ありますか?

今回は、この #肩書を複数持つ必要ありますか ? というテーマに関して、少し特殊なケースから意見を出してみたいと思います。

冒頭に、「少し特殊なケース」と書いたのは、今回のお題で想定されているであろう複数の会社で複数の肩書を持つということではなく、一つの会社の中で複数の肩書を持つということ、またスタートアップ企業という環境での話になるからです。

私の肩書の紹介

まずはじめに、私が現在所属している株式会社プレイドは、現在200名ほどの人数のスタートアップ企業です。

この会社で私が対外的に使っている肩書は、「コミュニケーションディレクター/CX DIVE統括/XD副編集長」となります。

コミュニケーションディレクターという肩書は勝手につけたのですが、プレイドという会社やKARTEというプロダクトにおける社内外とのコミュニケーションで、できることはやるというスタンスの表明の肩書になります(例えば、先日出した新聞広告KARTEの動画などを手掛けています)。そのため、社内の組織図のようなものには反映されない肩書です。私は少し特殊ですが、私以外にも弊社の大半のビジネスメンバーの肩書は「Customer Experience Designer」となっていたり、組織図と肩書は別々です。

これは、例えば名刺交換の際に、社外の方にどういう部門に属し、どういうことをやっているかを伝える際には少々不便ですが、自分がどういう人かを伝えるには便利であり、所属とスキルを別で認識してもらうためには便利だなと思うことがあります。

このような流れで、「CX DIVE」というイベントの統括を肩書に入れてみたり、「XD(クロスディー)」というメディアの副編集長という肩書も使っています。これは、イベントの企画、統括をしていますよ、メディアにも関わっていますよということを伝えるために追加した肩書です。

これ以外にも、社内でのケータリングなどの機会に食べ物を企画、依頼するChief Food Managerという肩書(2020年はなかなか活躍の場がなかったですが)なども、半分ネタですが持っています。

肩書=組織図の説明ではない使い方

そう考えると、多くの場合の肩書は「どこに所属し、どういう地位であるか」を示すためにあると思いますが、もっと自身のできることを示す「ハッシュタグ」のようにあっていいのではないでしょうか。

今回のお題で想定されているような複数の企業での肩書というのも、このようなハッシュタグのような役割に近いかもしれません。〜〜という会社(カテゴリー)において、〜〜という分野の業務をやっている。それは部署の所属などはわからないかもしれませんが、その人のことを知るためには便利になっていくかもしれません。

組織対組織の仕事の仕方だけでなく、組織と個が流動的に状況によってチームを組み、働くことができる。そうすることで、より個のキャリアやスキルが伸ばせる、活きる社会になっていくと思います。

そのための前提には、それぞれが「どこに所属しているか」ではなく、「何ができるか」という肩書も持てるようになり、所属とスキルを別で考えるような社会になっていくといいのではないでしょうか。

そうは言っても、大きな企業では我々のような小さな企業のようなシンプルな事情とは違う課題もあると思いますので、そこは今後別の機会に投稿したいと考えています。

#日経COMEMO #肩書を複数持つ必要ありますか

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Photo by S O C I A L . C U T on Unsplash

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