小学生の夏休みにめっちゃオススメできるおやこ地方留学。 ポケマルおやこ地方留学 @和歌山に参加しました
急にプライベートな投稿になってしまいますが、先週「ポケマルおやこ地方留学」というのに参加しました。このプログラムが小学生の子どもがいる家庭におすすめできる内容だったので多くの人に存在を知ってもらいたいのと、次回以降の参加者の参考に少しでもなればと思い、参加した感想などを残してみます。
ポケマルおやこ地方留学とは
旬の食材を購入できる産直アプリ「ポケットマルシェ」を提供する株式会社雨風太陽の提供するプログラムで、「ポケマルこども食育クラブ」の一貫で提供されているようです。
参加する前はあまり深く考えずに「地方×ワーケーション」のプログラムだと思って参加していたのですが、終わってみて「食育」に焦点が当たっているプログラムだったんだなと気づきました(遅いですが…)。
プレスリリースには開催の趣旨としてこう書かれています。
今回は、今年度より追加された和歌山県のプログラムに参加しました。
和歌山プログラムで体験できること
和歌山県のプログラムは紀伊半島の南端に近い太地町や串本町を拠点にしたものです。
海にまつわるアクティビティはなかなか簡単にはできないのと真夏の時期ということもあり、迷わず和歌山に決めました。この動画が魅力的すぎますよね。
実際に体験できたこと
あいにく、台風7号がプログラム冒頭に和歌山を通過したため事前の予定通りにアクティビティを開催できなかったですが、運営・スタッフの方が各所とスケジュールを調整していただき、ほとんどのアクティビティを体験できました。実際に体験できたのは下記です。
月曜日:野菜について生産者から学ぶ一日(晴天であれば農作業体験や川遊び、鮎のつかみ取りでした)
野菜と花や葉との関係を知る
餃子作りと灯籠作り
火曜日:台風直撃体験(めちゃレア)
水曜日:クジラ博物館と水族館の裏側見学、きくらげ収穫体験
クジラ博物館でイルカショーとクジラショーの見学、イルカへの餌やり
串本海中公園の水族館見学と水族館の裏側体験
館長による水族館ツアーと水槽の裏側や上からの見学
ヒトデやナマコを触る体験
ウミガメの子どもとのふれあい。大人のウミガメへ餌やり
きくらげの収穫体験
木曜日:シーカヤックとジビエ
シーカヤックでは対岸に上陸しての水遊びしたり、イルカが近くに来てくれてカヤック上からの間近で見学
午後は前日に仕留められた鹿の解体見学と鹿肉のソーセージ作り
金曜日:養殖マグロ餌やり体験とバナメイエビのすくい取り、魚釣り
船で移動して養殖マグロの生け簀での餌やり
樫野釣り公園センターでの魚釣り
ポケマルの生産者さんのページへのリンクを貼りましたが、ただのおやこ地方留学ではなく、生産者と顔を合わせて(ときには背中に乗っかって)触れ合い、興味を持ったらその生産者の野菜や魚を注文して今後もつながることができるのはポケマル(雨風太陽)主催のプログラムだからこそで、面白いなと思いました。先に生産者を知って今後つながることができる、普段のポケマル体験と違う順番なのもいいですよね。
参加者の顔ぶれ
小学生とその保護者を対象にしたプログラムですが、未就学児でも親がアクティビティに参加することを条件に参加可能でしたので、小学生未満でも参加している妹や弟も多数いました。
うちの子はまだ年中なので私は全てのプログラムに参加しましたが、年長さんで兄弟がいると子どもだけでの参加もできるようでした(シーカヤックなどのアクティビティは親の参加必須ですが)。
雨風太陽さん主催のプログラムだからか、ワーケーションでも働きやすいのか、理由はわからないですが、参加者の属性としてはやはりIT関連やスタートアップ企業に属している方が多い印象でした。とはいえ、仕事関連の話はほぼせず、基本的に子どものことや子育てのことなどを親同士では話していました。
実際に体験してみてどうだったか
前述した通り、私は親としては珍しく全プログラムに帯同し体験してきました。体験してみて感じたことは「大人が体験しても楽しいし、学びがあるアクティビティだった」ということです。
普段体験できないアクティビティだったというだけではなく、その地域に触れることや生産者に触れること、そのようなコンセプトがしっかりしていたからこそ、ただの珍しいアクティビティをやるということではなく、「その地域に行き、その地域の人の話を聞いて、そこで体験してみる」という一連のプログラムの価値を感じました。
子どもはそんな事を考えずに普段できないことができるということで楽しんでました(それが大事です)が、そういった狙いを感じられたので大人でも参加してみることもオススメしたいなと思えたプログラムでした。
また、小学生ともなると子ども同士すぐに仲良くなります。一度遊べばすぐに友だち。夜ご飯や寝るときは親と一緒という安心感がありつつ、夜にお互いの部屋を行き来して、普段は遊べない時間まで遊んだりお菓子を食べたりという非日常感は、家族で旅行に行っても味わえない楽しさだったと思います。娘は年齢の近い女の子3人でグループとなって、3人でお風呂入って、駄菓子を買っておしゃべりしたり、楽しそうに過ごしていました。
ワーケーションとしてはどうなのか
一日の流れとしては9時に子どもたちが出発し、17時に帰ってきます。つまり9時〜17時の間は完全に仕事できる環境です。wifiや会議する場所など改善ポイントはあると思いますが、十分に仕事できる環境だと思います。
ただ、アクティビティに参加していない他の保護者の方からは「せっかく和歌山まで来たのに、日中はずっと籠もっていて悲しい気持ちになる」という感想もありました。適度にアクティビティに参加するか前後に休暇を取って、大人もしっかり現地を楽しむ方が家族全体の満足度は高くなりそうです。
こんな人たちにオススメ
夏休みなどの長期休みの間も忙しく、子どもを旅行に連れていけないことが悩みの方
子どもに農業や漁業、地域のことなど都市では知ることができないことを知ってもらいたい方
子どもだけではなく、大人でもそういう体験をしてみたい方
普段、自然との触れ合いが足りていないと思っている方
普通の家族旅行に物足りなさを感じるようになってきている方
参加料金など
募集ページに、基本旅行代金が載っています。
我が家は親2名、子2名での参加で、さらに親一人がアクティビティに5日参加、もう一人の親がアクティビティに2日参加したのですが、旅行代金は上記の1.5倍ほどでした。それ以外にかかった料金も食事(かなり安い)以外にほぼなく、1週間家族4人で参加したので納得の金額でした。
というわけで、夏休みだけではなく冬休みや春休みにもまた開催されると思うので我が家は次も参加できそうだったら参加してみたいと思っています。興味を持った方がいたら、次回是非一緒に参加しましょう。
宿の宿泊体験や食事体験については別途まとめました。
(アクティビティの詳細などは気力があれば別途まとめたいと思ってます)