米国株式投資の真実を伝える [Vol.115]2023年10月23日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
1.マーケット振り返り(10月16日~10月20日)
<主要指数>
・NYダウ -1.6%
・S&P500指数 -2.4%
・ナスダック総合指数 -3.2%
=駆け足バージョン=
パウエル議長の講演で一段の引き締めが示唆されたことや好調な経済指標の発表を受けて長期金利が一時5%に乗せたことに加え、中東情勢の緊迫化から投資家のリスク回避姿勢が強まり、成長株を中心に軟調な一週間となりました。
=ちょっとだけ詳しく=
企業の決算発表に対する期待感などから月曜日は上昇しました。
しかし火曜日以降は、9月の小売売上高や鉱工業生産などの主要経済指標が市場の予想を上回って景気の強い現状を示したことや原油価格の上昇を受けて金利が上昇し、成長株を中心に売られました。
木曜日に行われた米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演で一段の金融引き締めの正当化の可能性が示されたため、長期金利が上昇し、一時2007年7月以来の5%台に乗せたことも下落に拍車をかけました。
金曜日は中東情勢の悪化から金利上昇は一服しましたが、週末を控えて投資家のリスク回避姿勢は根強く、続落となりました。
企業の決算発表は堅調なものが多かったものの、株価上昇にはつながりませんでした。
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