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米国株式投資の真実を伝える [Vol.164]2024年10月28日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
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1.マーケット振り返り(10月14日~10月25日)
<主要指数>
・NYダウ -1.7%
・S&P500指数 -0.1%
・ナスダック総合指数 +1.0%
=駆け足バージョン=
10月14日からの週は、好決算を発表した銘柄を中心に買いが続き、NYダウとS&P500指数は史上最高値を更新しました。
10月21日からの週は金利上昇を受けて景気敏感株を中心に売りが広がりました。ナスダック総合指数は週間ベースで7週連続の上昇となりましたが、S&P500指数とNYダウの上昇は一服となりました。
=ちょっとだけ詳しく=
10月14日からの週は高値警戒感はあったものの、成長株と景気敏感株が交互に買われる展開となりました。
週初からNYダウとS&P500指数が史上最高値を更新しましたが、火曜日は半導体製造装置大手のASMLが売られて半導体株を中心に成長株が売られました。
しかし水曜日は金融株などの景気敏感株が買われたほか、木曜日は台湾の半導体生産大手であるTSMCの決算発表が好感されて続伸となりました。
金曜日もネットフリックスなどの好決算銘柄が買われ、主要株価指数は週間ベースで6週連続の上昇となりました。
10月21日からの週は一転して、金利の上昇などから景気敏感株を中心に売られました。
9月の雇用統計の発表以降も堅調な経済指標の発表が多く、長期金利は約3カ月ぶりの水準まで上昇しました。
公益株や高配当株などが売られたほか、決算発表を機に多くの景気敏感株が売られてNYダウの重しとなりました。
一方、テスラの好決算が好感された株価が急騰したことから、成長株に対する安心感が市場に再び広がり、ナスダック総合指数は週間ベースで7週連続の上昇となりました。
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