横ばい、ETF:ナスダック100とは?
相場概況
フラット!労働省がこの日発表した18日(土)終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は442万7000件。過去5週間の申請件数は約2650万件。米国の総労働者数は1億6300万人で米国人の7人が職を離れたことになる。
主要3指数は一時1%超上昇しましたが、その後値を下げてダウ工業株30種以外はマイナス圏で取引を終えた。
FTが、ギリアド(GILD)の新型コロナ感染症治験薬“レムデシビル”の初期臨床試験が失敗に終わったと報じたことを受けた。 ギリアドは治験について、早期に終了したもので結果は不確定だと述べた。 マーケットにポジティブな影響を与えていたこの治療薬がだめになる?との悲観的なムードで市場は売られた。
エネルギー株.SPNYは原油価格が回復する中、3%高で終了。S&P主要11セクターで上昇率トップだった。 あとは資本財0.77%、コミュニケーションサービス(=フェイスブックあたり)。
インテル
引け後第2・四半期の利益が1株当たり1.10ドルになるとの見通しを示し、経済的な先行き不透明感が著しく高まっているとして、新たな通年業績見通しは公表しないとした。引け後の時間外取引で7%ほど下落した。
インテルのさえない業績見通しを受け、エヌビデア<NVDA>、マイクロン・テクノロジー<MU>、アプライド・マテリアルズ<AMAT>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>の株価も、時間外で下落。
セクター
WTI 原油の上昇を受け、エクソンモービルなどエネルギー株が買われる他、資本財・素材株など景気敏感セクターの上昇が目立つ。
一方、利益率見通しを下方修正したターゲット(大規模小売)が売られ、同業のウオルマートが連れ安。
アナリストが強気の見方を示したアマゾン・ドット・コムやフェイスブックらIT 主力株が高かった。
ギリアドサイエンシズ
FTが、ギリアドの新型コロナ感染症治験薬の初期臨床試験が失敗に終わったと報じた。ギリアドは治験について、早期に終了したもので結果は不確定だと述べた。
この試験には患者237人が参加し、158人にレムデシビルを、79人にはプラセボ(偽薬)を、それぞれ投与した。その結果、死亡率はレムデシビルを投与されたグループが13.9%、偽薬グループは12.8%と、大差は見られなかった。
ナスダック100とは ETFはQQQ 東証1545
私が主要指数をお伝えするときにはS&P500が最初で次にナスダック100です。というのもダウ工業株平均は構成銘柄が30銘柄で米国の広範囲なセクターや銘柄をカバーしているとは言い難いです。それでもこの指数は歴史がありますし日本のメディアでは最初に映し出されます。米国株式市場を最も正確に伝えているとされているのでS&P500で、これは米国の代表的な大企業500社で構成されます。
そして私がもっとも注目しているのがナスダック100で、今日はこれについてお伝えします。
米国市場は、NY証券取引所とナスダック(NASDAQ)に大別できるが、ナスダックには約3,000銘柄が上場している。ナスダックは元々、「店頭銘柄気配自動通報システム」を意味していた言葉で、世界初のコンピュータシステムのみの電子市場として注目を集め、アメリカのベンチャー企業向け株式市場として有名だった。
ただ、当初はベンチャーや中堅という位置づけだったIT企業などが、巨大企業に成長した後もナスダックに残っていることが多く、今では世界中の企業が上場している。ナスダック総合指数は、ナスダック市場に上場している全銘柄を対象に算出した株価指数である。
ナスダック100とは、ナスダック上場株式のうち代表的な100銘柄で構成される株価指数のことを指し(時価総額荷重)、1985年1月31日より算出が開始された。100銘柄の選択基準は金融セクター以外の銘柄で、流動性が高い時価総額上位100社とされている。市況によって時価総額は変動するので、毎年12月に定期的に銘柄入れ替えが行われる。また構成銘柄の1つの時価総額が、指数の全構成銘柄の時価総額の24%を超えた場合などには特別な調整が行われ、少数の銘柄が指数に大きな影響を与えることが防止されている。
ナスダック100に投資するメリットとして以下の点が考えられよう。
1. 世界の代表的な企業の動向を確認できる
多くの機関投資家がベンチマークとしている米国市場の代表的な株価指数にS&P500があるが、S&P500は、ナスダックを含む米国市場に上場している銘柄の中で、代表的なアメリカ企業(基本的にはアメリカに本社を置く企業)500社の株価指数である。
それに対し、ナスダック100指数は、ナスダックに上場している企業なら、米国企業か否かに関わらず採用の対象となるので、S&P500に比べて「より世界の代表的な企業の動向を表した株価指数である」といえる。
2.IT企業の動向を確認できる
もうひとつの特徴としては、ナスダックに上場している全銘柄から時価総額が大きい100銘柄を選定しているため、ナスダック総合指数よりも、ハイテク(IT)銘柄の影響力が強いことが挙げられる。実際に組み入れ上位銘柄を確認すると、知名度の高いIT企業がずらりと並んでいる (2020年4月現在) 。
時価総額が大きくなりやすい金融セクターを除外しているため、よりIT企業の影響力が強まる株価指数となっている。従って、上記と同様に、S&P500とナスダック100を見比べることによって、IT企業が市場平均より買われているのか売られているのかを判断するひとつの材料になりえると言える。
ナスダック100のチャート
業種別構成比
業種別構成比をみると、上述したようにテクノロジーが44.6%と大きな比率を占める。通信まで含めたITは65%と過半を占める。他方で素材およびエネルギーの構成比はゼロである。
一方でS&P500は情報技術セクターは20数%です。
相場想定
昨日の私の朝会とその前日のFDS箱田社長との対談で詳しく述べておいた。要は2番底がいつくるのか?6月上旬か5月上旬か?いまは5月上旬の可能性のほうが高いとみている。ただしその底値は3月23日の大底よりは上だろう。
今日のようにギリアドの悪材料やインテルの決算発表が不透明感を強調するなど市場には折に触れ市場に下押し圧力がかかるニュースが常時出てくる。一方でNY州での感染者数が住民の7人に1人が新型コロナウイルスに感染している可能性があることが判明した。感染者が多いニューヨーク市では抗体がある人の比率が21.2%と2割を超えた。この数字で計算すると死亡率は0.5%でイタリアの推計値の0.4%とも近い。
これは見方によっては不透明感の払しょくにつながりプラスのニュースと感がえています。こうやってこのコロナ危機に立ち向かっていけばトンネルの先に光が見える日が来ると思います。
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