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米国株式投資の真実を伝える [Vol.89]2023年4月3日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
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1.マーケット振り返り(3月27日~3月31日)
<主要指数>
・NYダウ +3.2%
・S&P500指数 +3.5%
・ナスダック総合指数 +3.4%
=駆け足バージョン=
金融システムに対する不安が後退して底堅い展開となりました。堅調な経済指標を受けた金利上昇が上値を抑える場面はあったものの、個人消費(PCE)価格指数が予想を下回ったことから金利が低下して大幅高となりました。
=ちょっとだけ詳しく=
前週末に米当局によるさらなる銀行支援策が伝えられたことやシリコンバレーバンクの買収が決まったことで信用不安が和らぎ、上昇して始まりました。
ただ、投資家のリスク選好姿勢が強まったことや住宅関連指標などの堅調な経済指標の発表を受けて金利が上昇したため、成長株は上値の重い展開となりました。
その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のバー副議長の議会公聴会での発言を受けて金融株の値動きは大きくなりましたが、決算が好感されたマイクロン・テクノロジーなどの半導体株を中心に成長株が再び買われました。
金曜日は、FRBが重視するPCE価格指数が市場の予想を下回ったことを受けて金利が低下したため、全面高で週末を迎えました。
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