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米国株式投資の真実を伝える [Vol.125]2024年1月8日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
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1.マーケット振り返り(12月25日~1月5日)
<主要指数>
・NYダウ +0.2%
・S&P500指数 -1.2%
・ナスダック総合指数 -3.1%
=駆け足バージョン=
2023年中は様子見姿勢が強く、小幅な値動きとなりましたが、NYダウが史上最高値を更新するなど、強い基調で2023年の取引を終了しました。
年明けの市場では景気敏感株が買われてNYダウは2日に史上最高値を更新しましたが、金利上昇などからアップルを中心に成長株が売られました。
=ちょっとだけ詳しく=
2023年の最終週はクリスマスで月曜日が休みだったこともあり、様子見姿勢が強い中でのもみあいとなりました。
それでも前週までの流れを引き継いで週前半は上昇しました。その後は、IT成長株は売られたものの、景気敏感株が買われてNYダウは12月28日に史上最高値を更新し、年末ムードで薄商いの中、主要3指数は8週連続の上昇となりました。
2024年の年明けは、堅調な経済指標を受けて長期金利が上昇したことや、アップル株に対する投資判断の引き下げが相次いで下落したことが嫌気され、成長株が売られたことから下落しました。
特にIT成長株に対する売り圧力が大きく、ナスダック総合指数の下落率が大きくなりました。ただし、景気敏感株が買われたため、NYダウは1月2日に史上最高値を更新しました。
金曜日に発表された雇用統計では非農業部門雇用者数が市場予想を上回り、長期金利は上昇しましたが、前月までの数値が下方修正されたことなどから、株式市場に対する影響は限定的でした。
結局金曜日は小幅に反発しましたが、主要株価指数は週間ベースで9週間ぶりの下落となりました。
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