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米国株式投資の真実を伝える [Vol.103]2023年7月24日配信

【人生を豊かにする日経の読み方】

社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。

参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。

1.マーケット振り返り(7月10日~7月21日)

<主要指数>
・NYダウ               +4.4%
・S&P500指数                     +3.1%
・ナスダック総合指数           +2.7%
 
=駆け足バージョン=
この期間の前半は、6月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回って金利が低下したことを受けて、ハイテク株を中心に大きく上昇しました。
 
後半は決算を発表した個別銘柄中心の展開となりました。半導体株が売られてナスダック市場は週間でマイナスだったものの、物色対象が広がる中での堅調な相場展開となりました。
 
=ちょっとだけ詳しく=
 
7月10日からの週の前半は、6月のCPIの発表を前に様子見姿勢は強かったものの、前週の下落に対する反発から景気敏感株を中心に買われました。
 
CPIが予想を下回る水準となったほか、木曜日に発表された生産者物価指数(PPI)も落ち着いた数値となったことを受け長期金利が低下して、後半は成長株を中心に大きく買われました。
 
金曜日は決算を発表した銀行株を中心にやや売られたものの、NYダウは5連騰となりました。
 
7月17日からの週は決算発表銘柄が中心の動きとなりました。
 
経済指標は実体経済がまだら模様であることを示しましたが、前週の物価統計の落ち着きを背景に金利が低下したことは下支えとなりました。
 
景気敏感株を中心に市場の予想を上回る銘柄が買われましたが、台湾の半導体受託生産企業である台湾セミコンダクター(TSMC)が見通しを引き下げたことが嫌気され、ナスダック市場は木曜日に急落しました。
 
しかし他の銘柄に波及することはなく、高配当株など、これまでとは異なる銘柄群が物色された結果、NYダウは約6年ぶりとなる10連騰となりました。

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