米国株式投資の真実を伝える [Vol.102]2023年7月10日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
休刊日:7月17日(月)
1.マーケット振り返り(7月3日~7月7日)
<主要指数>
・NYダウ -2.0%
・S&P500指数 -1.2%
・ナスダック総合指数 -0.9%
=駆け足バージョン=
火曜日が休場で金曜日に雇用統計の発表を控えていることなどから、様子見姿勢の強い展開となりました。特に民間の雇用情勢を示すADP雇用統計が市場予想を大きく上回り、長期金利が4%台に乗せたことが下落圧力となりました。
=ちょっとだけ詳しく=
月曜日は前週末のストレステストの結果を受けて銀行株が買われたことなどから小幅続伸となりましたが、火曜日が独立記念日で休場のため、薄商いでした。
水曜日は中国の経済指標の弱さが嫌気されて景気敏感株が売られたほか、6月の連邦公開市場委員会の議事要旨で大半の参加者が利上げの必要性を認識していると分かったことも重石となりました。
木曜日は、民間の雇用情勢を示すADP雇用統計が市場予想を大きく上回り、長期金利が約4カ月ぶりに4%台に乗せたため、成長株を中心に売られました。
金曜日に発表された6月の雇用統計では懸念されるほどの労働市場の強さは示されませんでしたが、翌週の企業業績や消費者物価指数の発表を控えて様子見姿勢が強まり、3日続落となりました。
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