米国株式投資の真実を伝える [Vol.105]2023年8月7日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
1.マーケット振り返り(7月31日~8月4日)
<主要指数>
・NYダウ -1.1%
・S&P500指数 -2.3%
・ナスダック総合指数 -2.8%
=駆け足バージョン=
週初に上昇したものの、長期金利の上昇から成長株を中心に軟調な展開となりました。週末発表の雇用統計に大きなサプライズはなかったものの、アップルの決算に失望した投資家心理を回復させるには至りませんでした。
=ちょっとだけ詳しく=
週初は様子見姿勢が強い中、月末特有の動きもあって買われました。
その後に発表された経済指標はまちまちの内容でしたが、フィッチが米国の格付けをAAAからAA+に引き下げたことや、米財務省が発表した国債の四半期入札の予定額が増えたことなどが嫌気されて長期金利が昨年11月の水準まで上昇したことから、成長株を中心に売りが広がりました。
週末に発表された雇用統計では就業者数の増加は市場予想を下回ったものの、平均時給の伸び率は市場予想を上回り、金融政策に対する不透明感を払しょくするまでには至りませんでした。
一方、概ね堅調な企業業績の発表が多かったものの、アップルの決算が失望されて株価が急落したことも投資家心理に影響しました。
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