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米国株式投資の真実を伝える [Vol.121]2023年12月4日配信


【人生を豊かにする日経の読み方】

社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。

参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。

1.マーケット振り返り(11月27日~12月1日)

<主要指数>
・NYダウ                        +2.4%
・S&P500指数                +0.8%
・ナスダック総合指数   +0.4%

=駆け足バージョン=
週前半は様子見姿勢が強かったものの、金利低下を背景に底堅い値動きとなりました。パウエル議長の講演を受けて長期金利が一層低下したことや、企業決算に対する安心感からNYダウとS&P500指数は週末に年初来高値を更新しました。

=ちょっとだけ詳しく=
月曜日は週末に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演などを控えて様子見姿勢が強く、利食いの動きに押されて小幅安となりました。

火曜日以降、FRB高官の発言が相次ぎましたが、全体としてはインフレの鎮静化が評価され、タカ派姿勢が和らいだとの見方が市場に広がって金利が低下しました。

これに企業業績に対する安心感も加わって景気敏感株を中心に買われ、NYダウは年初来高値を更新しました。

週末のパウエル議長の講演では金融緩和は時期尚早とされたものの、現在の政策金利を「かなり引き締め的」と表現したことが好感されました。

長期金利は9月上旬以来の低水準となり、NYダウに続いてS&P500指数も年初来高値を更新して週末を迎えました。

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