米国株式投資の真実を伝える [Vol.101]2023年7月3日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
休刊日:7月17日(月)
1.マーケット振り返り(6月26日~6月30日)
<主要指数>
・NYダウ +2.0%
・S&P500指数 +2.3%
・ナスダック総合指数 +2.2%
=駆け足バージョン=
週前半は高値圏でのもみ合いとなりましたが、GDP成長率が米国経済の底堅さを、PCEデフレーターがインフレの鈍化を示したことが好感され、週間ベースで上昇しました。6月が終了し、S&P500指数やナスダック総合指数は昨年4月以来の高値を更新しました。
=ちょっとだけ詳しく=
月曜日は、前週末にロシア国内で起きた武装蜂起に伴う不透明感もあり、材料不足の中で続落となりました。
火曜日は耐久財受注などの経済指標が経済の底堅さを示したことで反発しました。
水曜日はパウエル議長の発言を受けて金利が上昇したことから一時売られましたが、成長株を中心に買い戻されました。
木曜日は1~3月期のGDP成長率が予想以上に堅調だったことを受けて金利は上昇しましたが、景気敏感株が買い直されました。
金曜日には米連邦準備制度理事会(FRB)が重視する個人消費支出(PCE)デフレーターが予想以上のインフレ鈍化を示したことから金利が低下し、幅広い銘柄が物色されました。
6月が終了して、主要指数は軒並み記録的な上昇率となりました。
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