年初来でナスダック100はプラスですよ 【投資のヒント】
■今は絶好の買い場だ!
今年に入ってからの相場は目まぐるしい。中東情勢緊迫化で年明けわずかに下げたもののすぐに上昇を取り戻し、そのまま1月23日までは上昇。コロナウイルスの影響が多少懸念されて1月下旬は下げたものの、2月に入ると尋常ではない強さを取り戻し、2月19日まで上昇。その間、9回も史上最高値を更新。ところが、本格的なコロナショック到来で、2月27日まで急落。米連邦準備制度理事会(FRB)による緊急利下げで多少息を吹き返しているが、それでも単純に上昇とはいかない状況だ。コロナウイルスのみならず、米大統領選の動向も市場に影響を与えているというのがもっぱらの見方だが、いずれにしても世界経済が揺さぶられているのは確かだ。
日本のメディアだけを見ている日本人投資家の皆さんは、このような状況で落ち着かない毎日を過ごしていることだろう。ただ、冷静に足下を見てほしい。2月19日の高値から直近までの下落率はS&P500が▲7.56%、ナスダック100は▲7.92%だ。昨年末との比較で言えば、S&P500が▲3.12%、ナスダック100に至っては+2.48%である。そう、年初来のリターンはプラスなのだ。相場なので短期的な上下はあるし、時に予想以上の振れ幅も見せるだろうが、ここで狼狽してはいけない。
私自身はインデックスをコアの投資対象としているが、サテライトとしていくつかの個別銘柄を保有している。その詳細は「アメリカ株トレンドファインダー」で紹介させていただくが、当然今回の相場下落の影響を受けている。下のチャートに示しておいたが、1月まではS&P500はもちろん、ナスダック100をも上回るパフォーマンスだったが、2月以降はナスダック100とほぼイーブンである。
コロナウイルスの影響などによる急落が、今回の一度で終わるかどうかはわからない。過去同様の局面では、二度三度と急落が繰り返されることもあった。但し、一連の急落フェーズが終われば、その後は毎回右肩上がりの上昇でマイナスを取り返してきたのが米国株式市場だ。為替が円高気味に触れていることも考えれば、今回の急落が絶好の買い場を提供してくれていると思わずにはいられない。「アメリカ株トレンドファインダー」で事前にお知らせしているように、今後の上昇が予想される個別銘柄を、昨日は3銘柄を購入した。今晩も4銘柄購入する予定だ。その後も連日買増すことにしている。現在実践中の個別銘柄のタイミング投資について詳しく知りたい方は、是非「アメリカ株トレンドファインダー」を購読いただきたい。
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