見出し画像

米国株式投資の真実を伝える 川田重信の「メディアで鍛える米国株式講座」 [Vol.43]2022年4月18日配信

新企画【人生を豊かにする日経の読み方】

社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。

参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。

以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。

オンラインサロン「夢がかなう資産形成塾」

2000万円達成ペースメーカー

出所:金融庁 資産運用シミュレーションを基にエグゼトラスト株式会社作成

※上記数字はあくまでシミュレーションであり、将来の運用成果を保証するものではございません。また手数料、税金は考慮しておりません。

読み方:想定利回りと達成年限

3~4%なら30年以上:ラップファンドやバランス型の投信がこれ

5~7%でも25年はかかるよ:米国以外の株式投信だとこうかな

8~10%なら20年ほど:控えめにみたS&P500の上昇率だとこうだ

正しいリスクテイクで早期に2000万円達成しよう

川田のメッセージはすこぶる簡単。2000万円の達成には余裕資金にできるだけ効率的に働いてもらうことだ。そのためには当事者の皆さんがリスク・リワード(見返り)の意味を正しく理解することが大事だ。毎週メルマガを読む前にこのテーブルを眺め、正しい投資姿勢を確認しよう。

さあ、2000万円達成までのカウントダウンを今すぐ始めよう!

1.マーケット振り返り(4月11日~4月14日)


<主要指数>

・NYダウ -0.8%

・S&P500指数 -2.1%

・ナスダック総合指数 -2.6%

=駆け足バージョン=

3月の消費者物価指数の発表や金融引き締め策に関する発言を受けた金利の上昇から、株価は下落しました。企業業績の発表は下支えとはならず、金曜日のイースター休暇を前に様子見姿勢が強い中、成長株を中心に売られました。

=ちょっとだけ詳しく=

前週の流れに加えて3月の消費者物価指数(CPI)発表前のリスク回避姿勢から、長期金利の上昇が続きました。

火曜日に発表されたCPIは前年同月比が+8.5%で、1981年12月以来の高い伸びでしたが、水曜日に発表された生産者物価指数とともにほぼ市場予想通りで、金利上昇はいったん落ち着きました

しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事やニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁などから利上げに対する積極姿勢が示され、週末に掛けて再び上昇しました。

株式市場は金利上昇の影響で、成長株を中心に下落基調となりました。

2022年1-3月期の業績発表が始まっていますが、現時点では強弱まちまちで株式市場の大きな下支えとはなりませんでした。

ここから先は

14,894字 / 42画像

¥ 330

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?