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米国株式投資の真実を伝える 川田重信の「メディアで鍛える米国株式講座」 [Vol.38]2022年3月14日配信

オンラインサロン「夢がかなう資産形成塾」

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皆様が資産形成で成功するために一緒に学び啓発し合うオンラインサロンです。大好評のメルマガ「メディアで鍛える米国株式講座」だけでは伝えきれない内容や、米国株式投資の魅力を体感できる会員向けのセミナーを提供します。

2000万円達成ペースメーカー

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出所:金融庁 資産運用シミュレーションを基にエグゼトラスト株式会社作成
※上記数字はあくまでシミュレーションであり、将来の運用成果を保証するものではございません。また手数料、税金は考慮しておりません。

読み方:想定利回りと達成年限
3~4%なら30年以上:ラップファンドやバランス型の投信がこれ
5~7%でも25年はかかるよ:米国以外の株式投信だとこうかな
8~10%なら20年ほど:控えめにみたS&P500の上昇率だとこうだ

S&P500のパフォーマンス実績(配当再投資1970-2021)

図4

正しいリスクテイクで早期に2000万円達成しよう
川田のメッセージはすこぶる簡単。2000万円の達成には余裕資金にできるだけ効率的に働いてもらうことだ。そのためには当事者の皆さんがリスク・リワード(見返り)の意味を正しく理解することが大事だ。毎週メルマガを読む前にこのテーブルを眺め、正しい投資姿勢を確認しよう。

さあ、2000万円達成までのカウントダウンを今すぐ始めよう!

1.マーケット振り返り(3月7日~3月11日)

<主要指数>
・NYダウ -2.0%
・S&P500指数 -2.9%
・ナスダック総合指数 -3.5%

=駆け足バージョン=
コモディティー価格の上昇が懸念されて続落で始まりました。原油価格の下落で買い戻しの動きが一時的に広がりましたが、物価上昇にウクライナ情勢や金利引き上げに対する不透明感が加わり、再び下落基調となりました。

=ちょっとだけ詳しく=
原油供給に対する不安から米国のWTI原油価格が一時130ドル台になるなど、コモディティー価格の急騰が懸念されました。

景気全般に対する影響も加わってスタグフレーションが警戒される中、株式市場は前週末の地合いを引き継いで続落で始まりました。

水曜日には増産期待から原油価格が下落したことやウクライナ情勢に対する期待感などからハイテク株を中心に買い戻しの動きが広がりました。

しかし、2月の消費者物価(CPI)上昇率が前年比で7.9%と1982年1月以来の高い伸びとなりました。これを受けて長期金利が2%台に乗せたことや物価上昇による消費者信頼感指数の低下が重しとなり、ウクライナ情勢の不透明感も加わって弱い地合いのまま週末を迎えました。

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2.今週のピックアップ記事

【1】日経新聞 〈ウクライナ危機を聞く〉「プーチン皇帝」の現実逃避 歴史学者 ニーアル・ファーガソン氏 3/12

図7

・歴史家にとって今回の事態はウクライナが直面する幾多の災難の最新版にすぎない。プーチン大統領はロシアとウクライナは歴史的にひとつというが、全く真実ではない。

狂気でなく邪悪
・習近平(シー・ジンピン)中国国家主席は明らかに侵略にゴーサインを出した。

・プーチン氏はウクライナの結束と欧州の経済制裁の厳しさを予想できなかった。数週間で勝利宣言する相当な可能性があるが、短期的にそれ以上の軍事展開に関心はない。

・勝てなければ自国での立場がぐらつく。究極的な合理主義者で計算高い。彼は狂っているのではなく、邪悪なのだ。

冷戦構造鮮明に
・習氏はプーチン支持が間違いだったか思案せねばならない。ロシアが経済的な混沌に陥れば何が起きるかわからない。10%の確率でプーチン氏は失脚する。

・中ロは事実上の同盟をつくり、冷戦構造は鮮明になる。歴史的に2国の同盟が長続きしたことはない。中央アジアや東アジアへの野心を明白にする中国はロシアの潜在的な脅威だ。いずれ中ロ関係は摩耗する。

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