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米国株式投資の真実を伝える [Vol.141]2024年5月6日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
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1.マーケット振り返り(4月22日~5月3日)
<主要指数>
・NYダウ +1.8%
・S&P500指数 +3.2%
・ナスダック総合指数 +5.7%
=駆け足バージョン=
金利上昇などから調整局面だった市場は、好決算銘柄が買われて市場の下支えとなりました。
GDP統計を受けて金利が上昇する局面はありましたが、FOMCでFRBの金融政策に対する安心感が広がったことや、4月の雇用統計でインフレ懸念が和らいだことから金利は2週間前の水準に低下しました。
買い安心感が広がり、好決算銘柄を中心に幅広く上昇しました。
=ちょっとだけ詳しく=
4月22日からの週は、中東情勢に対する懸念が和らいだことや、それまでの下落に対する自律反発で始まりました。
金利上昇が一服したことや企業業績が好感されたことも下支えとなりました。
木曜日に発表された1-3月期のGDP成長率が市場予想を下回ったことやGDPの個人消費支出(PCE)デフレーターが予想を上回ったことが嫌気されて急落する局面もありましたが、金曜日に3月のPCEデフレーターが発表されると金利上昇に対する懸念が後退して反発し、4週間ぶりに週間ベースで上昇しました。
4月29日からの週の前半は、週半ばの連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や週末の雇用統計を控えて様子見姿勢が強い展開となりました。
FOMCでは市場の予想通りに政策金利が据え置かれましたが、次の金融政策は利下げ方向との見方が強まり、好決算銘柄が買われる背景となりました。
金曜日に発表された4月の雇用統計では労働市場の緩和が示され、インフレ懸念が後退して金利が約2週間ぶりの水準に低下しました。
好決算の成長株を中心に買われ、主要株価指数は2週間前の水準近くまで回復しました。
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