米国株式投資の真実を伝える [Vol.119]2023年11月20日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
1.マーケット振り返り(11月13日~11月17日)
<主要指数>
・NYダウ +1.9%
・S&P500指数 +2.2%
・ナスダック総合指数 +2.4%
=駆け足バージョン=
火曜日に発表された10月の消費者物価指数が市場の予想を下回ったことが好感されて金利が低下し、株価は大きく上昇しました。企業決算はまちまちだったものの、金利低下が下支えとなり、下値に買いが入る展開が続きました。
=ちょっとだけ詳しく=
月曜日は翌日に10月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えて小動きとなりました。
CPIは市場の予想を下回り、インフレが収まり金融引き締めが終了したとの見方が広がって株式市場は幅広く買われました。
FRB高官からの金融政策に関するコメントには慎重なものが多かったものの、水曜日以降に発表された小売売上高、生産者物価指数(PPI)、新規失業保険申請件数などの経済指標が米国経済が急減速することなくインフレを抑制していることを示したため、金利の低下が続きました。
金曜日は短期的な上昇に対する警戒感から利益確定の動きも見られましたが、金利低下を背景に下値には買いが入って小幅高となり、主要株価指数は7月以来の3週連続の上昇となりました。
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