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ChatGPTに「三題噺」をお願いしてみた
昨日の投稿で「三題噺」を書いてみました。
とても難しく、時間も掛かりました。
もちろん、昨日の投稿の構成アイデアから文の作成・執筆は
全部自分でやりましたよ。
自分の書く力をUPしたいのが目的であるため
どんな内容になったとしても全部自分の力で書きたかったからです。
そして先日、ChatGPTを使い出したため
ChatGPTならあの三題噺をどう書くのだろう?
と気になったためChatGPT君と遊んでみました。
今回はそんなお話。
祝! ChatGPTを導入
先日のことです。
ChatGPTを導入しました!
生成AIと言えばChatGPT
ということで試してみるために導入しました。
生成AIの勢いって今すごいですよね。
ニュースにもなっていますし
本屋さんに行くと生成AI関連の本が山のようにあります。
そして生成AIの王様? 的なポジションに見える
「ChatGPT」を使ってみたくて自分のPCに入れてみることにしました。
登録は簡単。
ChatGPTのサイトを開いて
メールアドレスとパスワードを設定し完了。
有料版もあるのですが
とりあえず無料で使える範囲で使っていきます。
将来的に高機能のモノが使いたくなったり、
無料版では足りなくなったりしたら、
有料版にグレードアップするかもしれません。
ただ、自分自身どこまで生成AIを使いこなすのか
未知数であるため
すぐに飽きてしまう可能性もあります。
「まぁ無料で使える範囲で便利みたいなので遊んでみるか」
というお気楽さで始めてみました。
もし今後、生成AIにハマって
使い方、利用方法を完全にマスターして
筆者・カワセミが日本を、いや世界を代表するAIマスターになったとしたら
これが最初の1歩だった、という事になりますね。
フ、ハーハッハッハ!
いやいや照れちゃうね。
さて気分が良くなってきた所で
早速ChatGPT君と遊んでみるとしましょうか。
昨日のお題を書かせてみた
さて今回の投稿の冒頭にある通り、
昨日、私は「三題噺」を書いてみました。
その流れもありChatGPT君に同じ「三題噺」について
書かせてみたらどのようなモノが出来上がるのか。
興味が出たためChatGPTの利用方法の練習も兼ねて行ってみることにしました。
昨日の三題噺のお題は
「雪の朝」 「栄養ドリンク」 「請う」 の3つです。
ChatGPTへの質問と回答
まずはChatGPTに質問をしました。
質問内容と回答は次の通り。
***
質問:
三題噺を知っていますか
回答:
はい、三題噺(さんだいばなし)について知っています!
これは落語の形式の一つで、与えられた3つのお題(単語やテーマ)を即興でつなげて一つの話にまとめる遊びや技術です。
話の筋を面白くする工夫や言葉遊びが求められるため、話し手の創造力や即興力が試されます。
例えば、「猫」「寿司」「宇宙」というお題が出た場合、
猫が宇宙に行くことになり…
宇宙食として寿司が出てきたが…
といった展開で話が進むことがあります。三題噺は笑いを生むだけでなく、ストーリーテリングのトレーニングにもなります。
即興で三題噺を作ってみるのも面白いですね!何かお題を出してみますか?
***
1つ目の質問はこのようにしてみました。
三題噺を知っているか質問し、三題噺の作成への準備をします。
「何かお題を出してみますか?」と聞かれたため
次の質問で作成をお願いしてみます。
***
質問:
では「雪の朝」「栄養ドリンク」「請う」で三題噺を作ってみて下さい
回答:
面白いお題ですね!では、即興で三題噺をお楽しみください。
雪の朝、栄養ドリンク、請う
ある寒い冬の朝、町は一面の銀世界。そんな中、八百屋の源さんは店先で雪かきをしていた。ふと見ると、ふらふらと歩いてくる若い男が一人。
「すみません、お願いがあります……」
見るからに顔色が悪く、今にも倒れそうだ。
「おいおい、大丈夫か?」と源さんが声をかけると、男は震えながら言った。
「寒くて力が出ません……何か飲めるもの、栄養ドリンクを……どうか、どうか……」
源さんは困った顔をした。八百屋に栄養ドリンクなんて置いてない。
「いや、ウチにはリンゴジュースしかないけど、それでいいか?」
「……それでお願いします……」
男はリンゴジュースを受け取ると、一気に飲み干した。
不思議なことに、飲んだ途端に顔色がみるみる良くなるではないか。
「ありがとう、これでまた世界を救えます!」
そう叫ぶと、男は雪の中へと消えていった。
源さんはぽかんと口を開けたまま。
「……栄養ドリンクじゃなくてリンゴジュースでいいのかよ。最近のヒーローは健康志向だなあ……」
どうでしたか?楽しんでいただけたら嬉しいです!
***
以上がChatGPTへの質問と回答になります。
ChatGPTの作成した文章を見てみよう
思った以上にすんなりと三題噺を書いて貰えました。
もっと沢山質問しなければならないのかな?
と思っていましたが簡単に出来ました。
さてChatGPTの書いた三題噺を見て行くことにしましょうか。
以下、簡単な書評。
「栄養ドリンク」と「リンゴジュース」を比べていますね。
2つの飲み物を対比することにより「栄養ドリンク」というお題についてしっかりとアプローチした構造になっています。
文の最後で対比に使った「リンゴジュース」を出すことにより、栄養ドリンクとリンゴジュースのイメージの差をつけることで「笑い」につなげています。
栄養ドリンクのイメージは「疲労回復」。
リンゴジュースのイメージは「普段の飲み物」。
疲労回復をする対象人物は「若い男」。
リンゴジュースの売るのは「八百屋の主人」。
つまり「栄養ドリンク」=「疲労回復」=「若い男」。
「リンゴジュース」=「普段の飲み物」=「八百屋の主人」。
という2つの軸を組み合わせる構成になっています。
登場人物が少ないのも良いですね。話がわかりやすいです。
さて残りのお題の1つである「雪の朝」についても見て行きます。
冒頭で「冬の朝」、「銀世界」の言葉を使うことで状況を伝えています。
この言葉によってお題の「雪の朝」を短文で紹介しています。
この表現方法で直接「雪の朝」と書いて無くてもお題に沿った内容であることがわかります。
このような手法は勉強になります。
3つ目のお題である「請う」についても見て行きます。
こちらも「雪の朝」と同様に直接「請う」という単語を使用していません。
「請う」とは「強くお願いをする」という意味であるため
「若い男が強く栄養ドリンクをお願いしている」ことで
「請う」のお題をクリアしています。
最後に「オチ」を見て行きます。
終盤、若い男が「これで世界を救えます」と発言したことにより、
この若い男が「ヒーロー」であったことがわかります。
その世界を救うヒーローが疲労回復用の栄養ドリンクではなく健康志向のリンゴジュースで十分だった、
という旨を八百屋の主人が嘆くことで話がオチます。
良い落し所だと思います。
すっきりとしたショートストーリーであり、
素晴らしい三題噺の一つであると思いました。
ChatGPTを使ってみた感想
スピードが本当に凄いです。
人間では出来ない速さでまとめていきます。
このスピード感を味わうと色々な作業を
生成AIにやって欲しくなりますね。
これからどんどん生成AIが活用される時代になりそうです。
もちろん全部が生成AIにとって代わるとは思っていませんが、
きちんと利用するのは良いと思います。
「自分の意見は、はっきりと自分の言葉で書く」
当たり前の事のように思えますが
この当たり前が大事であるように思いました。
今回のように強い目的が無いとChatGPTには
触れる機会が少ないですね。
何か思いついたらまたChatGPT君と遊んでみたいです。