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2025年1月3日も勿論、野鳥撮影でルリビタキを狙う(SONY α1Ⅱ/SEL600F40GM)


※本記事はYouTubeの動画の内容をAIが文字起こししたものになります。動画も見て頂けると嬉しいです(^o^)/。

新春の森でルリビタキを追う

2025年1月3日、時刻は午後1時を回ったところである。本来は自宅でゆっくり過ごす予定であったが、やはり新年の清々しい空気の中で野鳥を追いたいという衝動に駆られ、フィールドへと向かった。

天候はやや不安定で、朝のうちは曇天が広がり足元のコンディションも悪かった。しかし、この寒さと悪天候のおかげで、通常よりも人は少ないだろうと予想した。しかし、到着してみると、意外にも多くのカメラマンが既に三脚を構えていた。どうやら、年始からの幸運の象徴とも言えるルリビタキを狙う者は少なくないようだ。

ルリビタキの撮影ポイントと光の条件

年始から通っているルリビタキのスポットへと向かう。1月1日、2日と同じ場所で撮影を行ったが、本日は日照条件が異なる。冬の日差しは低く、わずかな角度の違いで光の入り方が変わる。昨日まで日向だった場所も、今日は完全な日陰となり、シャッタースピードを稼ぐのが難しくなる。

それでも、野鳥撮影においては「まずは現地へ足を運ぶ」ことが大切である。フィールドに向かい、鳥の気配を感じ、光を読む。この積み重ねが良い写真につながる。

ルリビタキの縄張りを意識しながら静かに歩く。すると、目の前の枝にジョウビタキの雌(ジョビ子)が止まった。驚くほど近い。慎重にカメラを構え、シャッターを切る。SEL600F40GMの解像感は驚異的で、羽毛の一枚一枚が鮮明に写し出される。撮影を終えた後、ジョウビタキは軽やかに飛び去っていった。

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超望遠レンズの手持ち撮影のコツ

本日は三脚を使用せず、あえて手持ち撮影に挑戦した。600mm F4クラスのレンズは決して軽量ではないが、手持ちでの撮影に慣れることで機動力が向上し、より良い構図を狙うことが可能となる。

手持ち撮影のポイントは以下の通りである。

  1. 肘を固定し、身体全体で支える

    • カメラを両手でしっかりと保持し、肘を体に密着させる。

    • 左手でレンズの根元を支え、右手でグリップを握る。

  2. 適切なシャッタースピードを選択する

    • 望遠レンズでは手ブレが顕著に現れるため、最低でも1/1000秒以上を確保する。

    • ISO感度を適宜調整し、ブレのリスクを低減する。

  3. 呼吸を整える

    • シャッターを切る際に呼吸を整え、余計な体の動きを抑える。

蛍石レンズが生み出す圧倒的な描写力

SEL600F40GMには蛍石レンズが採用されており、従来のガラスレンズと比較して大幅な色収差低減が図られている。特に、ルリビタキのような鮮やかな青色を持つ野鳥を撮影する際には、この蛍石レンズの恩恵を強く感じる。

一般的に、超望遠レンズでは長焦点距離ゆえに色収差が発生しやすいが、蛍石レンズは波長ごとの光の屈折率が均一であるため、青や赤のにじみが極めて少ない。これにより、羽毛の微細なディテールが忠実に再現され、リアルな質感が得られる。

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SEL600F40GMは他社の同クラスレンズと比較しても圧倒的に軽量である。これが手持ち撮影時の負担軽減につながり、長時間のフィールドワークでも快適に撮影を続けることができる。

ルリビタキとの再会、そして撮影の総括

しばらく森を歩き回り、ルリビタキの気配を探る。そしてついに、杭の先に青い鳥影を発見した。慎重に距離を詰め、ファインダーを覗く。薄暗い中であっても、SEL600F40GMは確実に被写体を捉え、まずまずの解像感のある一枚を撮ることができた。

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3日連続でルリビタキを撮影できたことは幸運としか言いようがない。この鳥に出会うと、なぜか心が穏やかになる。まるで、新年の幸福を象徴する存在であるかのようだ。

今日の撮影を振り返ると、野鳥撮影の醍醐味は「出会い」にあると改めて実感する。完璧な光、完璧な構図、完璧な瞬間がすべて揃うことは稀である。しかし、それでも足を運び、粘り強く待ち続けることで、最高の一瞬に巡り合える。

2025年の野鳥撮影は、幸先の良いスタートを切ることができた。今年もこの情熱を持ち続け、さらなる出会いと発見を求めてフィールドを歩き続けたい。


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