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感激の野鳥撮影!やっとGFXでジョビ子(ジョウビタキ)が綺麗に撮れました(FUJIFILM GFX100SⅡ/GF500mmF5.6 R LM OIS WR)
※本記事はYouTubeの動画の内容をAIが文字起こししたものになります。動画も見て頂けると嬉しいです(^o^)/。
GFX100SⅡとラージフォーマットの描写性能
富士フイルムのGFX100SⅡは、ラージフォーマット(中判)センサーを搭載したカメラであり、その描写性能はフルサイズを超える繊細な表現力を誇る。特に野鳥撮影においては、羽毛の質感や微妙な色彩の違いを克明に描き出すことができる点が魅力である。やや白飛びし易い傾向はあるが、シャドウの復元力が凄まじいので、暗めに取っておけばどうにでもなるのが実に頼もしい。今回使用したレンズは、GF500mmF5.6 R LM OIS WR。軽量ながらも高解像度な描写が可能であり、野鳥撮影には最適な一本である。
GFXシリーズの魅力は、単なる解像度の高さだけではない。色の再現力が驚異的であり、豊かなグラデーションと深みのある発色が特徴的である。今回、ジョウビタキ(通称:ジョビ子)を撮影したが、そのオレンジ色の胸の羽毛が非常に美しく、まるで光を纏ったかのような印象を与えた。
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撮影フィールドと当日のコンディション
この日、仕事の合間を縫って1時間半ほどの撮影を敢行した。撮影地は事務所から約4kmほどの場所にあるフィールド。天候は晴れではあったが、強風が吹いており、野鳥の動きもやや不安定であった。
フィールドを歩きながらジョビ子を探すも、なかなか発見できず。代わりにスズメやオオバンの姿が目立った。鳥たちは風を避けるように木の高い位置に留まることが多く、低い位置での撮影が難しいコンディションであった。
また、フィールドの奥には池があり、ここにはカワセミも生息している。ジョビ子とともにカワセミの姿を捉えられれば、最高の成果となるところだが、風の影響で警戒心が強まっているのか、姿を見せる機会は限られていた。
GFX100SⅡのAFとマニュアルフォーカスを駆使
GFX100SⅡのAFは、近年の高速AFを誇るフルサイズ機に比べるとやや遅めである。そのため、野鳥撮影においてはMF(マニュアルフォーカス)を駆使する必要がある。今回も、MFでピントを大まかに合わせた上でAFを作動させ、被写体に的確にフォーカスを合わせるという手法を取った。
この方法を用いることで、AFの迷いを最小限に抑え、決定的な瞬間を逃さずに済む。特にジョビ子のように素早く動く小型の野鳥を撮影する際には、AF任せではなく、手動でのピント調整を組み合わせることで、より確実にクリアなショットを得ることができる。
ジョビ子(ジョウビタキ)撮影の成功とGFXならではの描写
何度も探し回った末、ついにジョビ子を発見。風が強い中、高い位置に留まっていたため、慎重にアプローチしながら撮影を試みた。そして、ついにGFX100SⅡでジョビ子をクリアに捉えることに成功。
撮影後、モニターで確認したところ、その解像感に驚かされた。羽毛一本一本のディテールがしっかりと描かれ、微細な色の階調まで美しく表現されていた。特にオレンジと灰色のコントラストが鮮明であり、フルサイズ機では得られない豊かな色彩が感じられた。
さらに、このフィールドにはカワセミも生息しており、ジョビ子を撮影した直後にカワセミを発見。距離があったものの、慎重に近づきながらGFX100SⅡでシャッターを切った。カワセミ特有の青の輝きが、GFX100SⅡの色再現によって非常に美しく写し出されていた。
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GFX100SⅡでの野鳥撮影の今後
GFX100SⅡは、AFの速度こそ最新のフルサイズ機に及ばないが、その圧倒的な描写力が大きな魅力である。特にジョビ子のように美しい色彩を持つ鳥を撮影する際には、その能力が遺憾なく発揮される。
また、野鳥撮影では「機材の運」に左右されることも多い。今回も撮影開始時点では「今日はジョビ子に会えないかもしれない」と思っていたが、粘り強く探し続けた結果、素晴らしい一枚を得ることができた。
野鳥撮影は一期一会の世界。その瞬間を最高のクオリティで残すため、GFX100SⅡを使いこなし、今後もさらなる作品作りに挑んでいきたい。次回は、より良い光の条件のもとで、GFX100SⅡのポテンシャルを最大限に引き出したいものである。