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生徒会を囲む人へ

中2からかれこれ4年間生徒会に所属して、生徒は校則を変えられない、タイツはデザイナーの意向で禁止、コロナ明けのゴミ箱設置は理事会から許可が降りなかったetc…色々と学校のクソみたいな話を聞いてきたと思っている。裏事情もまあまあ詳しいつもりだ。

変えなければいけないと思っている。本当に生徒は愛されているのかなんて疑問を頭の隅に置きながら、どうしたら人権に関わる校則を変えてもらえるかを考えている。どうも私には大人を納得させるような能力はなかったらしい。どこまで大人が間違っていて、どこから私の起こした子供みたいな癇癪なのかが分からなくなってきた。

まあそんなことはどうでもよくて。私は生徒会に4年も身を置いたからこんなことを考えているだけで、意外と普通の生徒の問題意識は低いと気付いた。「タイツ履けるようにしてよー」「なんでこのクソ暑いのにまだ冬服なんだよー」と生徒に言われるから変えるために動いてきたけど、言う方は一過性の不満でしかなくて、日々本気で悩んでいる人なんてほとんどいないんだと思う。というか、本気で悩んでいる人は生徒会に入ってくる。

先生には「自分で校則の意味について考える生徒であってほしい」と言われた。生徒会にはそういう学校づくりを扇動してほしいと受け取った。少なくとも去年の顧問はそれを求めた。

ただ、それが酷く難しい。だって生徒会の人はみんな既に考えているから。考えない人がなぜ考えないのかなんて分からないのに、「みんなで一緒に考えようよ」なんて訴えが綺麗事として一蹴されることは知っている。

今年の顧問はよく分からない。突然人が変わり、言うことも変わった。生徒会に校則のことなんて求めていないらしい、他にもやるべき仕事があるはずで、それができていないと言う。こちらとしては去年までの仕事を踏襲しているだけなので文句は先輩に言っていただきたい

何にも知らないんだな、とだけ。
去年に関して言うなら、理想だけ語って現実を作るのは生徒会に任せようなんてあまりにも都合がいい。今年について言うならば、去年からの引き継ぎどないなってんねん、と。「こういうことを引き継がれて、こんな現実があると知った。その現実を受けた上で、こんなことをするのはどうか」と言うのが礼儀な気がしている。去年までの現実をフル無視して生徒会に変化を求めすぎだ。せめて現実的な具体例を出してもらいたい。

何にも知らないのは先生だけじゃなくて。この校則変えてよーおかしいよーと言う生徒に心を砕いてきたつもりだが、言う方はそこまでガチになると思っていない。生徒はこちらがどれだけ考えているかなんて知らない。

あと一年だし、と割とバトってきたつもりだが、何にも知らない人には何にも伝わらないのだ。知らされなかった無知を責めてはいけないが、本来知っているべきことを知らないのはいかがなものか。

あまりにも無力で、生徒会長は私じゃなければ良かったのにと思ったことは数知れず。どうも私は人望は厚いらしい。去年までの私がよくやっていたんだと思う。というか、よくやっていたから会長になるよね?なんて圧力を先生から受けることになったんだと思う。先生たちは私が会長になったのを後悔すれば良い。(別に何があったわけでもないのだが)うっすら校長から嫌われている気配を感じ始めたので大成功である()

何が言いたいかって、生徒や先生が考えている以上に生徒会は心を砕いているから。生徒会の周りにいる人が後輩たちを迂闊に傷つけるなんてことはしないでほしいと願っている。

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