世界の高級品市場は、2008年の金融危機以来初の減少となります
アメリカ・ビジネス情報IBT11/13
高級品の世界売上高は今年約2%減少すると予想されており、2008年の金融危機以来初の減少となります。これは、5千万人の顧客が喪失したこととなります。
この事態は、バブル崩壊の大不況以来初めて減少すると予想されており、さらにトランプ関税が市場に影響を与える可能性があります。
消費者の高級品離れは、特にZ世代で顕著で、高級ブランドへの欲求は低下し続けています
報告書によると、高級品の消費者基盤は過去2年間で約5000万人減少しました。この減少は、購入を控えた消費者と、単にもう購入できない消費者が混在していることになります。
イタリアの高級品協会は、業界にとっての警告サインだといいます。
さらに、ドナルド・トランプ新大統領が課した関税によってこの業界が影響を受ければ、予測は悪化する可能性があり、トランプ関税は業界にとって「悪夢」だと言います。
トランプ新大統領は、アメリカの貿易赤字を削減することを目指して、ヨーロッパの高級輸入品に最大20%の関税を導入すると約束しています
アメリカはヨーロッパに次いで世界で2番目に大きな高級品市場です。
報告書によると、現在の傾向は、消費者は「ちょっとした贅沢」に惹かれているため、美容製品、特に香水の売れ行きは好調が続いており、アイウェアとジュエリーも引き続き好調な分野です。