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オー!ロジ! 〜 【新連載】虎ノ門・新橋界隈 酒場アドバイザー【その①】

 俺が昔、酒場のマスターだった頃(シュビドゥバダー、イエー)、「酒場アドバイザー」というバッジを胸に付けていた(わっかるかなー、わかんねーだろーなー)

 要は吉田類のたぐいの酒場HORO(©︎小坂忠)が好きな俺がお客様にウチの店〝以外〟の「行っておくべき酒場」を紹介できますよ的なハナシだったのだが、俺の人生経験もあり当時は主に東京北東圏や武蔵野・多摩が中心であった(東京23区西の果て杉並区含む)

 で、その酒場を閉めて約2年。ありがたいことにこの国を動かしている(らしい)某千代田区霞が関にカタギの職を得て1年半、俺の盲点だったザ・港区の虎ノ門や新橋にいくつかイカす酒場を発見してきたので、それを紹介していこうといふ「酒場アドバイザー復活企画」(笑)

 この連載ではあえて店名は伏せることにするが、そこはそれ、俺様一流の「もじりタイトル」に託すので、ご了承いただきたい。

 というわけで、第1回……

***

 俺が発見した限り、虎ノ門・新橋界隈で最も安く、アテ(料理、肴)が特別メニュー以外は税別300マンエン(昭和通貨)という価格で味の満足度も高く、ベロベロになれる店。
 一品/\の量が多いので「サク飲み」には向かないのが俺みてえなモンには残念だが、お二人様以上であれば、まず間違いないこと請け合いだ。

赤星(サッポロラガー)大瓶がクソ安いというだけで、俺的にはポイントだだ上がり。


 名物は「ハムフライ」こといわゆるハムカツ。厚みが過剰ではないギリギリのセンでこれは喰らっとけな一品だが、1人では難儀する。

「メンチ」とのハーフ&ハーフも可能。
最初はそれがいいかもしんない。
今宵の特別メニュー「カツオのタタキ」
これで税別450マンエンですよ奥さん!!
タレもかかっているが、別途なショウガ醤油もありがたい。
今宵カツオと一緒に注文した「ゴーヤチャンプル」
還暦過ぎにはこれが限界な分量だが、豆腐がちゃんとしてるトコがまた素晴らしい。


 というわけで俺的には分量はともかく「東の正横綱」な居酒屋であり大衆酒場なんで女房とものべつ来たいのだが、新橋界隈でありがちデフォルトな、
「紫炎フリー」
 なのが我ら夫婦としては惜しいトコ。女房は大のタバコ嫌いなのだよね。
 逆にヘビースモーカーな俺独りで来るには赤星ともども歓迎だし土地柄もあるのだろうが、やっぱこういう名酒場は、女房と楽しみたい。「タバコは外です系」は、今や俺もやぶさかではないのだよ。ま、今後に期待かな。

 とまれタバコ問題さえ気にならない(?)のであれば、ココは一度は寄って(酔って)おきたい名酒場。
 昭和老舗な有名店だけに並ぶ時ゃならぶが、たいしたこたない。時間のタイミングさえ合えば、さくっと入れるしね。ぜひ。

 次回もお楽しみにね!!

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