異世界探索記10
旧ser.09(2021年1月30日公開)より抜粋
はじめに
前作までは、自我となる恒星を探し求めてきました。特にアンタレスを目標としていました。私は今、もしかしたら、こうやってあちこちに変成意識で出かけていき、異世界を体験し、通路を作っていくことそのものが、アンタレス経験と言えるではないのか、と思い始めました。もちろん、アンタレスにはそれ以外の象意がありますが、道の神としての役割が大きいのではないかと思います。なので、時にアンタレスそのものとの接触も繰り返していきますが、「様々な世界を巡っていき、地図を作っていくことで、アンタレスに成りきっていく」ということを、試みの1つとしてやっているのだと考えることにしました。
ところで、前作の探索の後、しばらく繁忙期中の繁忙期でしたので、地上的活動に集中し、普通の夢だけを見ていました。やっとそれが終わり、1月15日に自動的に変成意識に入りました。
記載を再開しようとしたとき、見逃していたメモ書きがあり、どのタイミングで見たのかは特定できないのですが、面白いのでここで記載しておきます。
「そこに何かありそうで、掘り続ける。掘っても掘っても何もないというのなら、我々に生きる意味などあるだろうか?」
これは、もしかしたら初夢として記載した夢の直前に、夢の中で思ったこと、あるいは聞こえたことをメモしたものかもしれません。
① 2021年1月2日夜中 初夢「巨木の森とピーマン」
見知らぬ田舎道を歩いていると、仙人っぽい老人から謎解きを持ち掛けられた。その謎の中身は、メモしないで放置しているうちに忘れてしまったのだが、その仙人はこのように言った。
「この謎を解くということは、こういうことじゃ」
すると、突然、たくさんの木々がそびえ立つほの暗い森の中にいた。木はどれも天に向かって真っすぐに生えている巨木であった。濃い緑色した、ゴン太の植物のツルが目の前にあり、それは地面から生えているのではなく、天から木を伝って降りてきていた。
天を見ると、このたくさんの木々に、そのゴン太のツルが巻き付き、広がっており、巨大なピーマンがタワワに実っていた。何となく凄みのある光景に驚いていると、そのまま肉体的に目を覚ました。
② 2021年1月6日 「圧倒的な存在の復活と魔法の杖」
外国風(ギリシャ的)・やや現代風の神殿が海岸近くにあり、その神殿の地下深くに太古に封印されたと思われる圧倒的な巨大な存在(「圧倒的にヤバいヤツ」と呼ばれていた)が、今まさに復活しようとしていた。地上では、真っ白いガンダム4機を発進させ、エヴァンゲリオンのヤシマ作戦のように、地上の電力をガンダムに集め、それぞれの機体が持つライフルから、強力なビームを神殿に向かって放った。この圧倒的な存在の復活を、何とか阻止しようとしていたのだった。
圧倒的な存在が地下深くから登ってきて、地面が膨れ上がり、地面が割れ、神殿が崩れていった。私は、この地上の作戦は失敗することを予期し、危険なこの場から逃げなくてはならないと感じ、遠くへ走った。私の横には、案内人のような少年がいて、一緒に走っていた。
海岸沿いの道であり、突然、少年が海に飛び込むのが見えた。飛び込んだ少年が大人になったように見えた。すると、海に何か丸い人工的な島のようなものがプカプカと浮かんでいるのが見え、そこに木でできた魔法の杖らしきものが置かれているのも見えた。
私も海に飛び込み、その丸い島に上がり、その木の杖を手に入れた。そして「この魔法の杖があれば、あの圧倒的な存在と関係を持てるのではないか」と感じていた。
③ 2021年1月6日② 「あちらからやってくる」
Y先生の石凝姥命(私の崇敬神社に祀られている石凝姥命)の解説の続きがあり、「その空間に入らなくても、あちらからヌルっとやってきます」とのことでした。その時に、中沢新一の「精霊の王」という本をチラッと紹介され、私は読んだことは無いのですが、縄文文化のことについての思索の本のようでした。
上記の「圧倒的な存在と魔法の杖」の夢は、この「あちからやってくる」ということに関わっていると思われます。
石凝姥命というと、バリバリの天孫系ですが、祀られている神社によってエネルギーも働きも全然違うというわけですから、表札だけが天孫系で、中身は縄文ということも十分にあり得ますね。縄文文化の復活ということも言われていますし、その流れに関係しているのだろうと思われました。さらに、この復活は、「庚申」にも関係しているとのことでしたが、「続きは、いつか生で説明します」という言葉をいただいています。
⑥ 2021年1月15日③早朝 明晰夢「エジプトの女王とヌン」
都会から離れていく整備された山道を登っていた。十字路っぽいところに来て、隣に妻がいた。右側には下っていく別の道があり、暗闇の世界、冥界のような感じの世界に繋がっているように見えたが、そこにも街があるようだった。滑り台のようなものがあり、一挙にそこに行けそうだが、少し怖い。妻は、「私は息子と一緒に行ったことあるわよ」と言った。他に誰か二人ほど、一緒に歩いている人がいることに気づいた。そしてまた山を登り始めた。
シーンが変わり、風景はよく覚えていないが、洞窟の中にある、何か小さな宗教的な施設か墓のようなものがあった。岩山の壁のへこんだ空洞のような場所だ。
そこで非言語のメッセージが届き、どうも女王のような気品があった。(この墓の中の人かもしれない)その内容は「今では悪魔と呼ばれているが、エジプトの神々が復活している。そしていよいよ、親玉が復活する」
すると、その女王のような存在が、今度は耳に聞こえる言葉で、その親玉の神を称える真言のようなものを唱えはじめ、「・・・・ヌン・・・・」という感じで、「ヌン」という言葉が強調されるように、私の記憶に残った。
シーンが変わり、ほぼ垂直な断崖絶壁を登っていた。男性3人で、一人は実家近くの幼馴染のT君だ。私はひたすら上っていったが、このコースは難しいことが分かり、少しだけ引き返し、右側の絶壁コースを登り始めた。
⑦ 2021年1月15日早朝 夢「メスのカブトムシ」
自由学校のような場所にいた。それぞれが自分の学びをしている。私は、先ほどの「ヌン」の報告をしたが、あまり興味を示されなかった。病気持ちの少年が気が狂ったような表情で嘔吐しており、それを看護している女性が印象に残った。
シーンが変わり、実家の近くにあるスポーツセンターの近くの学習ルームにいた。地上の現実的にはそんなものはないし、風景も違う。清らかな川が流れているのが窓の下に見えた。
長机がたくさんあり、私は就職に必要な資格の勉強をしようとしていた。最初は私一人だったのだが、いつの間にか、若者たちで満員になり、私は机の角のところに追いやられていて、テキストを広げるのもやっとという感じだった。椅子の下を見ると、立派なメスのカブトムシ?がいて、私はそれを捕まえた。そのカブトムシは、少しだけ私の手で戯れていたが、やがて指先から羽を広げて飛翔し、羽をバタバタと振動させながらヘリコプターのように中空に留まっていた。まるでこの部屋の若者たちを見ているようだった。
私が手に持っていたのは世界史の教科書だった。突然、机からたくさんのテキストを床に落とすと、いろんなものがあったが、何故か「フランスの歴史」というのもが目に留まった。
私は何の勉強をすればいいのか、どんな仕事を目指せばいいのか、悩んでいた。しかしブラックアウトしながらふと、「いやいや、すでに地上的な仕事はあったはずだ」と思いなおしいていた。
⑧ 2021年1月15日の振り返り 略
ヌン。これは驚きました。私は、座学はほとんどやっていないので、エジプト神話もあまり詳しくないのですが、夢の中で聞こえた「ヌン」を検索すると。エジプト神話における原初の神、カオス的存在で、水の神でもあるということでした。「親玉が復活する」というとき、それが「ヌン」のことなのか、「ヌン」から生まれてくるということなのか、よく分かりません。夢での印象は「ヌン」を呼び出しているみたいな感じはしました。
先述の記事で、縄文の復活というとき、瀬織津姫の復活ということにもなると思いますが、これも水の神です。瀬織津姫がアルシオン‐アルクトゥルスだとすると、全てを水に流すというのは、アルクトゥルスのスープに返すことになると思いますが、このように見ると「ヌンの復活」ということとつながってくると思います。
⑪ 2021年1月21日早朝 「タイタン・アースの前、エジプトの女王?」
「今日はタイタン・アースだ」と思い入眠すると、いつの間にか体脱状態になっており、実家2Fの中央の部屋のベッドに寝ている状態になっていた。次第に、恒星を呼んでいないのにも関わらず、両腿の内側に500円玉くらいの大きさで押されるタイプの快感(恒星地図探索記Ⅱ⑪「さそり座パイ星・房」と同じ)を覚え始めた。しばらくそれを味わっていると、両脚裏にも押されるタイプの快感(恒星地図探索記Ⅱ⑰「さそり座シグマ星(アルニアト)」に似ている)を覚えた。適度で、たいへん気持ちよく、それをしばらく味わっていると、何か巻物か書物のようなものが見えて、古代エジプトの女王の絵が描かれていた。
私は、「この女王のような存在が、今私と交わっている存在だろうか」と思った。そして概念的にそれを心で描いてみた(映像やイメージは伴わない。ただ「今、エジプトの女王と交わっている」と考えたような感じ)
すると私はいつの間にかベッドでうつ伏せになっており、全身がエネルギーに包まれ、緩やかな快感に包まれたような感じになった。腿にも足裏にも快感は走り続けており、記憶はやや曖昧だが、会陰にもあったような気がする。すると次第に、両脚が背中側に、つまり天に向かって上昇していき、反り返っているような状態になった(恒星地図探索記Ⅱの⑯「さそり座イータ星」に似ている)。私はこのままその快感を味わっていた。
左を見ると、部屋を区切ってあるアコーディオンカーテンが全開になっており、暗がりの中に兄がいて、1匹のハエが、ブーンといううるさい音を立てて飛んでいた。兄は殺虫剤を持っており、ハエを追いかけていたが、やがて私の部屋にやってきて、ハエを撃退したようだった。私の快感体験はその辺りで終わっていた。兄は私に、「今の体験をメモしておけ」と言った。
この時、私はこれが変成意識ではなく、いつもの地上世界だと思い込んでいた。この傾向は、益々強くなっている。私はメモ紙と鉛筆を探して、書こうとしたが、よい紙も鉛筆もなかなか見つけられず苦労した。小さく破れた低品質の和紙が多かった。しかし何とかかけるものを見つけ出して、先ほどの体験を全て記載し、入眠した。(次の記事に続く)
⑫ 2021年1月21日朝② 「タイタン・アース」
目を覚ますと、やはり先ほどの実家2Fの中央の部屋にいて、さっきメモ書きしたのも、変成意識中であったことが分かった。今度は自分が地上世界にいるのではないのを自覚することができた。左を見ると、今度はアコーディオンカーテンが半開状態であるのが見えた。私はベッドから降り、立ったまま、予定していた通り「タイタン・アース」を呼んだ。すると体が自動的に倒れ、仰向けに状態になった。頭の方向に向かって少し動いたような気もするが、記憶はうろ覚え。そのままブラックアウトした。
再び目が覚めると、同じ実家2F中央の部屋にいた。窓を開けると、景色が全く違い、驚いた。風が強く、たくさんの植物、木々が、風に強くなびいていた。地上世界との違いとしては、景色の色が濃く、鮮やかに見えた。自然ばかりで、街も人も見えなかった。
私は窓から飛び立ち、空を飛びながら、何か面白いものはないか探し始めた。強い風は、いつの間にか止んでいた。私が飛んでいるのは海岸であり、海の色が鮮やかに青く、迫力があった。海岸は岩状であり、その色は黄色っぽい部分が多かった。壮大な景色で大洋も見えた。しばらく飛んでいると、遠くに都市のようなものが見えた。遠くて霞んで見える感じもある。建物はどれも白っぽく、異常なほどに高いように見えるが、素材までは分からなかった。石でできているような気もする。
あそこまで飛んでいこうと思っていると、下方の海岸に城のようなものが見えた。私は興味を持ち、下降していくと、それは本物の城ではなく、小さくて、模型のようなものであることが分かった。素材としては、陶器のような感じだった。
私は「これは模型だろうか?それとも私が大きすぎるのだろうか?」と思いながら、その模型の城らしいものを観察していると、そのまま気を失い、肉体的に目を覚ました。
⑭ 2021年1月24日朝② 「エジプトの女王」
タイタン・アース体験(編集後の解説:上記の体験ではなく、カットされた記事の体験のこと)が終わり、もう一度同じ変成手続きをしていると、同じように真っ暗なトンネルに出た。私は後ろ向きに、ゆっくりと飛ばされていたと思う。私は、そこで「エジプトの女王」を呼んでみることにした。
「エジプトの女王」と呼ぶと、透明感のあるエネルギーに包まれた。優しい女性的なエネルギーであるように感じられた。私は仰向けになり、会陰を中心として、鼠径部にキューンという快感(強さは普通)を覚えた。前の体験のように、全身にまとったエネルギー全体に、ゆるやかな快感を覚えていたと思う。しばらくその快感を味わっていると、会陰の快感が広がり、スワジスターナ前方にもキューンと言う心地よい快感が走った。この体験中に、体がいくらか動いていたような気がするが、思い出せない。そのまま気を失い、肉体的に目を覚ました。
・コメント
前にタイタン・アースに連れて行ってくれたのは、エジプトの女王かもしれないと思い、連れて行ってもらうためにもう一度読んでみましたが、快感体験だけで終わりました。
今日の体験は、自我意識が働いていましたが、少し押しの弱さを感じていました。
⑯ 2021年1月25日朝 「女王、サイフ、ルドルフ・シュタイナー、他」
タイタン・アースを念じながら入眠。いつの間にか、見知らぬ夜の田舎町を探索していた。いろいろな人と会話もしたが、特徴的なことがなく、記憶には残っていない。息子も一緒に探索していたような気がする。
道を歩いていると、公園を円状に周る坂道に出て、私は「やっと帰ってきた」と思った。(なぜかその公園を自宅だと思っていた)そこでブラックアウトし、目が覚めると、実家2Fの中央の部屋にいて、私は立って、「タイタン・アース」を呼んだ。すると仰向けに倒れていき、目の前が暗くなり、グレーの斑模様の世界になり、そのまま気を失った。
目を覚ますと、ベッドで横になっており、状態としてはF10であることは分かった。すると何も呼んでいないのだが、鼠径部にエネルギーが集まり始め、会陰を中心として鼠径部全体にキューンという快感と、全身を包んだエネルギーから仄かな快感が走るのを覚えた。たいへん気持ちがよく、私は息が荒くなった。私は何者かかが、私に接触してきたのだと思い、この快感はおそらく「エジプトの女王」だと思った。私は快感に包まれながら、「女王」と言った。
そのまま気を失ったが、なおもベッドの上にいた。それは実家2Fの中央の部屋なのだが、完全に自室だと思い込んでいた。しかし、よく考えてみると、ここは変成意識の部屋で、私は地上での自室がどんなふうだったかを思い出そうとするのだが、全く思い出せない。それを考えると、頭にエネルギーが偏り、変成意識が中断しそうになるのを感じた。
私は、タイタン・アースがダメだったので、何か別のものを呼ぼうと思い、おそらく「シリウス」と呼んだと思う。するとエネルギーに包まれて、床を見るように少し浮かんだ状態でうつ伏せになった。
それ以上何も起きないので、立ってから、「アルシオン」と呼んだ。するとエネルギーに包まれて、倒れこむように、隣部屋を隔てているアコーディオンカーテンにぶつかり、そのまま無理矢理隣部屋を覗き込むような感じになった。
劇的な体験がないので、どうしようかと思った時、私は何故か「オリオンには全く接触していない」と思った。(本当はそんなことはなく、ベテルギウスやベラトリクス、三ツ星など、すでにたくさん接触したことがあるのだが、何故か確信的にそう思っていた)
私は何となく、いつも飛び出す窓を開けると、そこには夜空、宇宙が広がっており、星々が異様に瞬いており、ひときわ目に着いたのは、望遠鏡で拡大して観測した星雲のようなものだった。その星雲のような大きな星々の集合体は、様々な色の星が無数に集まっており、その光によって、あたかも煙のような状態になっており、赤の部分が印象的だった。まるで生き物のようだ。
私は「サイフを呼んでみよう」と突発的に思い、「サイフ」と声を出してみた。しかし何も起きなかった。
そこで何故か突然、「ルドルフ・シュタイナー」を呼んでみようと思った。「ルドルフ」のところが少し言いにくかったのだが、なんとかその名前を呼ぶと、エネルギーに包まれて、私は仰向けになって宙に浮いた。そのエネルギーは、これまで体験したものとは全く性質が違っており、優しく、温かみのあるエネルギーで、暖色的だが濃すぎないカラーのような印象があった。私は「いたわりの心」に包まれているような感触を覚え、シュタイナーがやってきてくれた事に感動した。
すると目に見えないエネルギーが私の両脚を動かし始めた。印象としては、透明人間が、手を使って動かしているような感じで、しかも丁寧だった。その動き方というのは、両脚がほんの少し開いていたのを、スキマがないように閉じて、左足がやや外に開いていたのを足先が天を向くように閉じてくれる、というものだった。その体験が終わると、自然に肉体的に目を覚ました。
⑲ 2021年1月25日④ 「月のステーションと複数の地球」(2019?)
タイタン・アースを訪問したことで思い出したことを書きます。いつの体験か思い出せないのですが、おそらく2019年のことだと思います。
明晰夢。見知らぬ建物にいて、そこから出ると、そこは月面にある都市で、頭の部分が人間でないヒューマノイド型の宇宙人がたくさんいた。市場でカーニバルという感じで、たいへん楽しい雰囲気。私は宇宙人に陽気に話しかけた。歩いていくと、松村先生を囲んで、たくさんの生徒が机で学習していた。
その月面世界で特筆するべきことは、宇宙の空に、いくつもの地球が浮かんでいたことであった。そのうちの一つはたいへん大きく、青さが鮮やかで、存在感があり、圧倒されるものがあった。そのうちの1つは、サイズが小さく、暗闇に食いちぎられているかのように、半分以上が真っ黒になっていて、思い出すと少し怖い感じもする。それを見ながら私は、「他にももっとたくさん地球がある。そして、(暗闇に食われて)すでに見えなくなってしまった地球もある」と思った。
・コメント
月のステーションが、文字通り月面にあるわけではありませんが、この時は、露骨に「月のステーション」という景色で、面白かったです。各地球へのバイパスの地区だったのかな、と今になって思います。ここに出入りが自由にできるようになると、あらゆる地球に簡単に行けるのかも、なんて思えます。ちょっとこのスペースに来るのは手間がかかった記憶で、その時は無理矢理入り込みました。建物についているドアで半開きのを見つけて、そこから入ったのでした。
⑳ 2021年1月26日朝 「私はアンタレス」
ベッドで横になり、「何に接触しようか」、数多の中で考えていたら、「アンタレス」と思った瞬間に、「それが良い」というオジサンの声が聞こえた。
しばらく時間が過ぎて、「なかなか眠れないなぁ」と思い、ベッドから立ち上がった。(この部屋にはないはずの)窓を開けると、実家前の小道が見えて、ここが実家2Fの玄関側の部屋だと言うことに気づいた。いつの間にか変成意識に入っていたのだ。ますますこの実家2Fが、自分の本拠地であるという感覚が強くなっている。
私は予定していた通り「アンタレス」を呼んだ。すると透明感のあるエネルギーに包まれて、少し体が軽くなったような気がした。私は上空に浮かんでいかないことを不満に思い、ぴょんぴょんと跳ねようとしたら、重力が弱い状態のように、ふわふわした。
全然飛んでいかないので、私はもっとアンタレスとの一体化が必要だと思い、「私はアンタレス」と、つぶやいた(あるいは心で思った)。すると、体が少し浮遊し、顔が円の内側を向くように公転を始めた。この円の描き方は、隣の部屋(実家2F中央の部屋)と、玄関側の部屋をまたぐような円になっていた。
私はもっと一体化したいと思い、「私はアンタレス」と思った。すると、体を包んでいるエネルギーが濃厚になり、描いている円が拡大していった。そしてないはずの部屋が(おそらく)2つ増えており、(おそらく)4つの部屋(3つの場合は、1つが大部屋)を壁を突き抜けて公転運動するように変化した。この時のエネルギーが、とてもやさしく包んでくれるような感触であり、意外にも女性的な印象を受けた。色で例えるなら、透明感の強い薄いピンクのような感じだった。安らぎのエネルギーだった。公転回転しながら、私は気を失い、肉体的に目を覚ますことなく、次の明晰夢へと移った。
・コメント
この「私はアンタレス」と自分で言うというのは、なかなかいいアイデアだと思いました。なぜやさしさに包まれたのか、アンタレスに安らぎを感じたのか、これを記載しながら推測できてきました。おそらく、これまで鼠径部だけで受け止めていた恒星を、ハートでキャッチしたからだろうと思われます。劇的という体験としては認識しませんでしたが、振り返ってみて、これは私としては大きな一歩を進んだのではないかと思います。
㉒2021年1月26日朝③ 「タイタン・アースの風」
上記の体験の後、再び入眠し、変成意識に入ろうとした。次の予定は「タイタン・アース」だ。私は地上世界のベッドに横になり、行先を設定するために、心の中で「タイタン・アース」と唱えた。
すると、勢いのあるエネルギーが、私の全身を包むのが分かった。そして私は、「この感触は覚えがある」と思った。「勢いのある風、タイタン・アースの風だ」と思った。そのエネルギーを色で例えると黄色と茶色という感じで、あの世界で見た海岸の岩石を透明化して味わっているような感じと、強い風を一体化しているような感じだ(うまく表現できない)。変成意識に入らないでも、リラックス状態でのエネルギー体験として、タイタン・アースを体験できたと思った。
・コメント
これは推測ですが、先日見た夢で、ポケットに入っていた鍵は3つであり、それぞれキーホルダーがついており、1つは黄色、2つは赤でした。そして黄色が目につきました。タイタン・アースは、私には「黄色」としての印象があるのかもしれません。
残り2つは赤ですが、私がこれまで「これは別地球だろう」と思った世界は、水だらけの世界、ノームが住む渓谷の世界、平原に花畑と水色のポケモンがいた世界の3つです。最後のポケモンの世界は、コンピュータグラフィックの世界でしたので、ちょっと自信ないですけれども。そうすると、水の地球と渓谷の地球を残りの2つと考えるといいかもしれません。しかし水の地球は、「赤」という印象はなかったです。渓谷のノームは、赤い帽子をかぶっていました。しかしこれだけで「赤の地球」とは、言いにくい感じもします。
赤の鍵は、他に行くべき地球へのものなのかもしれません。まだ答えは見えません。体験あるのみですね。
「私はアンタレスである」と言った時、私は4つの部屋をまたぐように回転しました。この1つの部屋を、別々の地球と考えるといいのでは、と推測しました。1つの鍵がないのは、すでに住んでいる地球だから。残り3つの部屋の鍵は、すでに手に入れているということになります。
おわりに
相変わらず、自分で舵を取っているというよりも、上位の存在にいざなわれているように感じられる探索が続いています。しかし、私の探索、なんとなくですが纏まりのようなものを見せ始めたのではないかと感じています。あっちこっちと味見して回ったような体験も、必要な遠回りのように思えます。もしこれがなければ、何というか、単純で脆い成長になったのではないかと。
これらの一見無駄に見えるたくさんの体験の土台が、私の成長を一枚板ではなく、複層的で、しっかりとした根のあるものにしてくれているのではないかと、ぼんやりとながら感じています。
参考情報として、松村先生のNOTE記事「サビアンシンボルでアカシックリーディングする(10)で、「ヌン」「圧倒的にヤバいヤツ」「女王」などについて、少し解説していただいています。
「はじめに」に書いた、「掘り続ける目的」というのは、この「圧倒的にヤバいヤツ」を目覚めさせること、「深い眠りのシャクティー」を起こすこと、というのが腑に落ちる回答のように思えます。