異世界探索記7
旧ser.06(2020年11月16日公開)より抜粋
○2020年9月4日 朝 「アルフェッカ」
明け方目を覚まして、いつものように呼吸法。ベッドに横になる気がしなくて、背もたれ椅子のまま、アルフェッカを思いながら入眠しようとした。次第に変成意識に入り、暗いはずの部屋に電気がついており、巨大なモニターがある。椅子には小さな車輪がついているので、私は部屋のなかをそれで移動してあちこちチェックした。
最初、椅子に座っているだけで、会陰に絞られるような快感を覚えた。モニターに地図のようなものが表示され、松村先生の何かの解説が入った。京都を経由して、広島に旅行に行く計画のような感じだった。私は、日帰りで広島はちょっと遠いな、と思った。広島の東のほうに、何か遺跡のようなものがあるという設定だった。
解説が終わった後、私はまだ背もたれ椅子に座っていたのだが、次はスワジスターナ後方に快感を覚えた。恒星を呼んでいない状態で快感を覚えるのは、会陰に絞られるようなパターンばかりで、これは初めてのパターンだった。この快感は、揮発と擦れる快感のブレンドのようなものだった。私は背もたれ椅子に重なって、誰かが私を後ろ側から抱いているのではないか、という気配を感じた。私は、「これはアルフェッカなのか?」と思いながら、快感を味わっていると、そのまま肉体的に目を覚ました。
眠気が増したので、今度はベッドに横になった。いつのまにか入眠。しばらくすると、息子がやってきて、私を起こそうとした。私は「体脱できなかったな」などと思いながら、ダイニングキッチンに行くと、妻が料理をしていて、息子はその様子を見ていた。冷蔵庫の前に、シフォンケーキのようなものがホールで3つあり、神社で使う三方という台に置かれていて、そのうちの2つは、すでにある程度食べられていた。
「ケーキなんかあったんだね」と私が、一番おいしそうなのを選んで食べてみると、なかなかおいしい。妻が「今日は遠くまで行ってくる。買い物だけなので一人で行ってくる」と言った。
私はケーキをほおばりながら、トイレに行き、小便をしたあとで、「ん?これ、変成意識だな」と気づいた。あまりにリアリティーがあり、妻子とのコミュニケーションも普段通りすぎて、肉体次元と見分けがつかなかった。
トイレを出て、変成意識であることを確認するために、浮遊して飛んでみたら、それができたので、「間違いない」と思った。
私は廊下にいて「よし、恒星を呼ぼう」と思った。予定通り、呼んだ恒星は「アルフェッカ」。
その名を呼ぶと、優しいエネルギーに包まれた。女性的で、繊細で、気遣いがあるかのようなエネルギー。ふわっとゆっくりと私の体が仰向けになり、地面スレスレで浮かんでいる状態になった。そして頭の方向に向かって、ゆっくりと移動し始めた。廊下を東に向かって移動する感じだが、もはや景色は見えず、真っ暗な感じなのでどこに向かっていたのかは分からない。この仰向けで頭に向かって移動したのは、ビンデミアトリックスと同じだが、速度がまるで違う。ビンデミアトリックスは超高速移動だった。
その移動の間、スワジスターナ右側に一点を刺す快感を覚えた。この快感は強すぎもせず、弱すぎもせず、適度で好みの強さで、気持ちよさも私の好みだった。快感は点滅するように、オンオフを繰り返したが、クッキリとオンオフするのではなく、1回の快感が数秒続いてから少し間が開くという感じだった。私が快感で気を失わないようにする心遣いがあるかのようだった。
そしてそのまま肉体的に目を覚ました。
・コメント
アルフェッカを選んだのは、これまで何度か、変成意識の中でアルフェッカを呼ぼうとした経験があったからです。変成意識の中で「アルフェッカはすでに呼んだ」とか、「遠慮したい」とか思って、先延ばしにしてきたのですが、どうも呼ぶように促されていたのではないか、と思ったのです。たいへん好みの快感で、意志疎通のようなものもあり、意外でしたが近しい恒星なのかもしれません。
② 2020年9月8日 朝 「隣の地球?」
気を失い、再び実家2Fの中央の部屋に戻っていた。私は何か実験してみようと思い、両手を合わせて大祓詞を唱えてみた、すると、指先がピカピカと時々光るのが見えた。それ以外に何も変化がないので、次は真言を唱えてみようと思った。「ノウマク・・・」続きが思い出せないのだが、少し唱えるだけで濃いエネルギーが集まってくるのが分かった。何か迫力というか凄みがあるエネルギーだった。
真言は諦めて、窓から外に出て、一度、となりにある山を越えてみようとふと思った。私は飛翔し、山の上を飛んでいくと、やがて視界が変化し、何か茶色で斑な壁に包まれているような感じになった。その茶色い壁は、同じデザインのブロックをたくさん並べているような感じにも見えた。どんどん壁が接近してきて、色が薄茶色になるとスワジスターナ右側付近に、一点を刺す快感を1回だけ覚えた。壁を突き抜けると、知らない世界に飛び出した。
そこは花畑のある美しい緑の土地で、たいへん明るく、コンピュータグラフィックのように鮮やかな色彩をしている。隣に誰かいるのが分かるが、はっきり分からない。案内者のようでもあり、よく知っている人物のようでもある。
目の前に、かわいらしい丸型の生物がいて、例えると、星のカービィを縦長にして水色にしたような生物だ。卵型のようにも思える。下のほうがふくらんでいるのだ。短い手足もあったと思う。
その生物が私に、可愛らしい声で何か言ったが、聞き取れなかったので、私は「何ですか?」と言って、もう一度行ってもらい耳を傾けると、その存在は「ここは、花のない花だよ」と言った。
私は景色を見渡すと、小さな花畑がたくさんあり、そこにはボール型の植物がたくさん育っていた。色は思い出せないのだが、いろいろなものがあり、デザインも様々だったと思う。
景色を見ているうちに、気を失い、また実家2Fの中央の部屋に戻っていた。私はそこがいつもの地上生活の場所だと思い込んでいた(だんだんこの現象が強くなっている)。いつの間にか私はズボンと下着を脱いでいたことに気づき、慌てて履こうとすると、余命の短いころの父親が現れて、私をじっと見ていた。
私はそこで突然、何故か「愛を感じたことのない者が死を恐れる。愛を知っている者は、それが時間も空間も超えることを知っており、肉体が無くなったとしても、関係は失われないことを知っているからだ。そこにさみしさは無い。」と思った。
父親が兄に何か言うので、となりの部屋(2F玄関側)を見ると、兄は「のし袋」を大量に準備している。のし袋には「成人式お祝い」のようなことが書かれていた。
・コメント
ずっと前に、同じように山を越えていく体脱体験をしたことがあります。その時は、廂に「これに乗りなよ」というふうに、魔法使いが乗るようなホウキがあり、それに跨ると、自動操縦で山を越えていきました。
そこにはノームのような短足の人型の存在がいて(赤い帽子をかぶっていたような気もする)、とても暖かい人柄である事が感じられました。身長は1メートル20センチくらいで、ややずんぐりしていました。それは緑の美しい、山に挟まれた谷にある村、みたいな感じの場所でした。「ホウキが故障したみたいなので、直してあげるよ」と、ホウキを渡して見てもらっている途中に、肉体に戻ってしまいました。
同じような体験をしたことがある人と話す機会があり、その方が「あれは隣の地球らしいよ」とおっしゃっていました。
同じ山を越えて、今回現れたのは、ノームではなく水色のポケモン?カービィ?みたいな存在でしたが、緑が美しく、短足の存在に遭遇というのは、とても似ています。
ただ厳密にいうと、実家の周りにある山は、低い山脈のような状態であり、私が飛んでいった方向は違っていました。
〇隣の地球か?2
見知らぬ人たちが同級生という設定になっており、未知の世界を探索していた。やがて実家に帰ってきて、実家の横の山の探索をすることになった。仲間たちがせっせと山を登り始めたが、私は興味がなく追いかけなかった。
すると母親が現れて、「あなたは助けなくてはならない」みたいなことを言ったと思う。私は仕方ないな、という気持ちで山の中に入っていくと、やがてトンネルになり、そのトンネルが、トンネル型の水族館になった。
透明の壁の向こうに、見たことない大きな魚、小さな魚がたくさん泳いでいた。トンネルをぐんぐん進んでいくと、やがてトンネルが消滅していき、いつのまにか水中を進んでいるようになった。なおも、様々な魚類が見える。水中から、2匹の大きめの蝶が飛んでいるのが見えたような気がする。
水面から顔を上げると、水上に、木でできたオシャレな建物が建っており、カフェのように見えた。建物はこれだけでなく、水上にいくらか建てられているのが見えた。この世界は、水の上に住んでいるのが主流のようだ、と思っていたら、気を失い肉体的に目を覚ました。
・コメント
今いる地球が土多めの地球なら、夢で見たのは水が多めの地球といったところでしょうか。あるいは水(h384)の上に住んでいる世界。
⑤ 2020年9月22日秋分の日 朝 「円盤型宇宙船による頭の手術」
椅子に座って、自分をヒーリングしていると、いつの間にか変成意識に入った。自分の部屋なので、純粋な体外離脱だ。しかし濃く出ているためか、視界がやや暗い。座っている椅子の前に、グレー色の卵形の乗り物があり、その中に入ってみた。
すると、視点が急に変わり、地球の外から円盤型の宇宙船が、私を観察しているのが解った。その宇宙船は、ビーム光線のような細いエネルギーを私に注いだ。するとまた私の視点に変わり、そのエネルギーが私の全身を満たし、細かく振動した。そしてそのエネルギーが私の脳の中心にスポットを当て、内部から脳全体が震えるような感じになったかと思うと、両耳、特に左側の耳から、ボコっと、何かつまりのようなものがとれて、開通するような感触を覚えた。
・コメント
円盤型宇宙船の登場は、腰に色とりどりの図形の光を当ててくれた時以来です。前は腰の手術、今回は頭の手術かもしれません。今回は、色とりどりの図形は見えず、ただストローのようにエネルギーを注いでくる感じでした。
話題は少しそれるのですが、実家2Fに体脱したときにも、時々上空に、宇宙船が見えるのですが、その宇宙船は円盤型ではなく、戦艦のような形をしています。
一度、その戦艦型宇宙船の近くまで、飛んだことがあります。私の実家から歩いてすぐのところに、地上的に実際に造船所があります。しばらく無くなっていたのですが、東北震災の影響で、事業が復活しました。体脱の中では、その造船所で私のための小型の宇宙船が造られていて、それに乗って、その戦艦型の宇宙船にまで飛んでいきました。しかし、その時は、入れてもらえませんでした。入り口の間際まで来たのに(笑)まだ私の小型宇宙船が完成してない、みたいな感じでしたが、もう少しだね、という感触も得ました。この体験は、いつのことかは思い出せないのですが、松村先生のNOTEのサークルが始まる少し前だったような気がします。
⑭2020年10月29日夜中 夢「赤いドラゴンの解放」
・西洋風のRPGファンタジーのような世界。私は騎士団の一員で、馬にのって冒険していた。半島の先が丸形の島のようになっており、真ん中に高い丘があり、美しい城がそびえたっていた。その周りは、巨大な堀で囲まれていたような気がする。美しい光景だ。
私たちは、あの城に侵入することが目的だ。しかし城には洞窟を通っていかなくてはならなかった。馬を降りて、暗い洞窟を、奥へ奥へと探索した。しだいに上り坂になり、洞窟の最も高い場所にまで来た。広い空間だが、上は真っ暗闇で、この上に城があるようだった。その天井側の暗闇を見ると、スワジスターナ右側に、キューンという快感を覚えた。
同日、明け方の夢
・冒険から帰る様子で、現代風の普通の町になっている。私はバス停で、帰りのバスを待っていた。後ろを向くと、松の木が何本か生えていて、枝が交わっており、その交わっている個所に、赤い翼のあるドラゴンがいて、松と一体化しているようだった。ドラゴンにしてはサイズが小さめだが、それでも大人の人間よりはずっと大きい。固い鱗はなく、どうも布でできているようにも見えたが、迫力はある。少し弱っているようにも見えた。胸のあたりに、茶色っぽい赤の布がぶらさがっているのが印象的だった。
私は松の木に繋がれたドラゴンをそこから解放してあげた。ドラゴンは喜び、私に抱きついた。私はなんとなく懐かしい気持ちになり、彼も私のことを知っているようだった。私も彼を抱きしめた。するとドラゴンは私の背中側に回り込み、私におぶさるようになったが、その大きな左の足裏が私の心臓部にぴったりと張り付いた。ドラゴンは私の鼓動を確認しているようだった。私もその鼓動を感じていた。
⑯2020年11月2日 早朝 夢「全快した新しい妻」
小学校の校庭にいるが、大学という設定になっている。たくさんの学生たちの中に私もいた。すると、数か月前に夢(報告済)に出てきた、低身長の知人の女性(過去の職場の人)が現れて、付き添いの女性が2人いる。一人は母親のようであり、一人は歌の先生のようだった。3人とも、カラフル且つ重厚な服を着ていたと思う。色彩豊かなトーガのような服装だったと思われる。
彼女は、その数か月前の夢の中で、妻が私に紹介した「新しい妻」であり、その時には顔面がアレルギー症状で目も当てられない姿であったが、すっかりそれはなくなり、美しい肌になっていた。数か月前に「よろしく!」と私に言ったときも元気そうではあったが、今回は何かオーラが増し、力強さを感じた。彼女は歌の特訓をして、発表した直後であり、その出来栄えに満足している様子で、ニコニコしていた。
私はその歌を聴きそびれたのだが、どうも「千と千尋の神隠し」の主題歌である「いつでも何度でも」を歌ったのではないかと思われた。彼女は喝采され、インタビューに答えていた。彼女の先生は外国人のようであり、その先生への質問には、彼女か母親が、翻訳してその質問を先生に伝えていた。彼女のニコニコする顔は、やや変形していき、頬の部分が膨れ上がっていっているように見えた。
ふと、次に歌うのは私であることを思い出した。それは私が1回しか聞いたことがない曲のようであり、私は少し不安になり、楽譜を探しに教室に戻った。そこは何故か、私のプライベートルームになっており、妻が寝転がっていた。いろいろな物にあふれていて、楽し気な部屋だ。私が歌うことには妻は無関心で、私は楽譜を探すのにアタフタしていた。
・コメント
「よろしく!」と、ずっと前に言った「新しい妻」という設定の彼女は、美しい姿になり、素晴らしい歌手になりました。「傷ついた女性が回復する」というのは、私の夢の物語にあるモチーフのように思えますが、また一人回復したように思えました。