リーダー論/野村克也


・確固たるビジョンとゆるぎない信念、それを実行するための方法論と自信を持っているリーダーはむしろ謙虚で決して空威張りなどしないもの。

・判断は頭で、決断は心で

・信頼は闘いの中から築かれる

・勝利への飢餓感、渇望

・リーダーは周囲に「やらなければならない」と思わせるムード・オーラが必要

・プロフェッショナル=「知力」
野球は一球ごとに状況が変わる

・技術的限界に突き当たったら、知力しかない
知力を振り絞れば、弱者であっても強者に勝てる

・勝負を決める要素
戦力 士気 変化 心理
変化を常に感じ取り、そこは早く気づきうまく乗じる
→戦力が劣っていても、勝てる!
相手の心理を読んで、嫌がることをすればよい
→先手を打つこと

・無形の力
分析→データ・情報を収集し研究すること
観察→目に見えるものから情報を引き出す
洞察→目に見えないものから新たな情報を引き出す
判断・決断→上記で得た情報を基に、最も成功確率の高い作戦を選択し実行に移す
記憶→その結果は記憶として蓄積され以後の判断の助けになる


・弱いチームとやるときは、先に点を取れ
→心理的優位性を得る

まとめ
リーダーとは、メンバーの力を最大限伸ばし、組織の目的を達成させる存在。(方法論は上記に記載)


重要なことは、リーダーはメンバーよりすべての面で優っていなければならないこと(信頼は互いの闘いの中から得られる)。

メンバーとしては、その組織・リーダーが何を求めているのか、自主的に理解しようとし、行動すること。
・自分が組織にどんな形で貢献するのがベストか?
・どう動けば、チームの勝利に寄与できるのか?
・いま現在の状況・自身の能力の中で求められていることは?
このあたりを頭の片隅に入れておくことが必要

その中で、伸びる選手はらしく生きる選手であるといいます。
つまり、自己の能力を認知し、その中で最適な変化ができる、しようとする選手のこと。「己を知り、自分の役割に徹する」

下記文章も心に刺さりました。
「人間の最大の悪は、鈍感である」




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