(映画鑑賞記録)殺し一瞬、後処理一生/阪元裕吾監督『グリーンバレット』初日舞台挨拶付き上映
・あらすじ
プロの殺し屋を目指す山田ふみか、今井美香、神里はるか、東雲唯、鹿目梨沙、沖田響の6人は、京都最強の殺し屋・国岡がインストラクターを務める訓練合宿に参加することに。だが個性炸裂する女子6人は早くも破綻をきたし、国岡でも全くコントロールができない。ストレスがピークに達した時、ある事故が暴発。それは"フォックスハンター"という凶暴かつ最悪な殺し屋集団を合宿所へ向かわせる結果に。果たして国岡は、新人女子6人と共に生き残ることができるのか!?
・感想
デビューから全ての作品を追っかけ、初日舞台挨拶へ行っている阪元裕吾監督の待望の最新作。今回も無事初日舞台挨拶付きチケットをゲット。
前作『最強殺し屋伝説国岡』では、依頼人のクレーム対応や納期に追われ「社会に馴染めなかったから殺し屋になったのに結局自由なんかどこにもないじゃないですか!」とストゼロ片手に愚痴っていた国岡が、新人研修を任されるまでになったなんて…胸熱。殺し屋の成長記録を見れるなんてなかなかないですからね。しかし今回も国岡、なかなかの振り回されっぶりだった。やはり自由なんてどこにもないのか…。殺し屋さんのお仕事も大変なんですね。
国岡ファンのわたしとしては、もうすこし国岡の出番があったら良かったな〜と少し不満もあったが、6人の殺し屋見習いの女の子たちは、それぞれの登場人物のキャラの立ち方がもう最高で(それぞれキャラは女優さんに当て書きらしい)、6人全員がとても印象に残っててすごい。1人くらいなんの印象に残らない人がいてもおかしくないのにね。みんな魅力的で応援したくなっちゃう健気な殺し屋ちゃんたちだったな。
そして阪元監督といえば、アドリブ混じりの掛け合い。今回もとてもテンポが良くて小ネタてんこ盛りで面白かった。だらだらと皆が駄弁ってるシーンも、アクションシーンも、ぜんぶ楽しい。好きばっかり。タイトルバックの見せ方も相変わらず最高で、あんなん見入っちゃうよ。
それにしても、阪元監督の映画にストーリー性とかいうものはあまり期待していないのだけれど、あんなにポンコツだった殺し屋見習いちゃんたちがフォックスハンター相手にした途端バチボコ戦ってたのはさすがに草でしたわオホホ。面白かったんだけれどね。じゃあ最初からやれよと。国岡さん困ってたやんと。
あと国岡普段はバチボコ強いのに、女の子のこととなると一気におぼこくなっちゃうのかわいいね。国岡にはやく春が訪れますようにと願ってやまないよ。
舞台挨拶は女の子たちがメインステージに立ち、伊能さんと阪元監督は端っこに追いやられていた。それにしても唯ちゃん役の辻優衣ちゃんめちゃめちゃ可愛かったな…「水商売も考えたけれど、今後の芸能活動の事考えると殺し屋のほうがいいかなと思って」と頓痴気なこと言う唯ちゃんまじ可愛い。また推しが増えてしまったわい。グリーンバレット2や国岡さんのスピンオフ的な作品も作りたいと監督が言っていたので、いまからとても楽しみ。帰りは物販でパンフレットとTシャツと国岡のアクキー無事ゲットして帰宅。国岡のアクキー人気すぎてわたしでラストだったみたい。どこに国岡ぶら下げようかな〜。