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ソードの4 -今日のタロット
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剣のカードは、その剣の鋭さからグサリと刺される感覚に囚われてしまうけれど、このカードは立てかけられたり横に置かれたりして、戦士はお墓の上にいる彫刻のようだけれど、死んでいるのではなく横たわっている。
場所はおそらく教会。忙しい日々から休息を取るべきというのがすぐに掴めとれるメッセージ。
ネガティブな感じではなく、「今は何もしない」という積極的な拒否がそこにあって、鎧も脱いでいるから、安心できる場所にきているともとれる。この後の手の動きは、ヨガの亡骸のポーズも連想させる。
とりわけカラフルなステンドグラスは、今の状態からのコントラスト、色を取り戻し施しを受けるようでもある。教会であること、それは体も心も魂も守られているそんな守られた感じでもある。
まずは考えることをやめる。鎧を解いて、施しを待つまで自らと向き合う。そんな感じかな。
もしステンドグラスに興味が向いたら、それはまた別の解釈が必要になるかもしれません。