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今日の1枚 カップの9
どうしてそんなに幸せそうなんだろう?
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カップの前に堂々と座る男性。商人のような、サーカスの団長のような。いずれにせよ、笑顔が止まらない様子。願いがかなったのか、望むものを達成したのか。夢がかなったのか。
ここにいるのは一人、そして自分が達成したという満足感の様子。その幸せも一発、一撃なにかあったかな印象。期待した通り、世界はすべてうまく行く。・・・そんな感じ。
他のカードを比べると
次のカード「カップの 10」はこんな感じ。
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ここは人が4人、たぶん家族みたいな構成で、虹がかかっている。環境も、人も一緒。これは感情的な面での幸せ・・・と思ってカップの9を見直すと一人での幸せ。幸せの内容が違う。ここが面白い。
数秘術の点から
ここで大アルカナの9を見ると、隠者。
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一人で火を灯す老人。内的な要素、孤独な要素がある。いずれも「一人」がテーマとして浮かび上がってくる。
内的な喜び
カップの9の象徴として、成功とか夢や希望が叶うとあるけれど、それは個人の内側のこと。そして、急にやってきたり、準備していたものが達成したという満足感がここにはある。どーんと構えて一人でほくそ笑む感じ。なので、関係性とかそういうものはここにはない。これが、カップの9の面白さ。内的な喜び、内側の満足感。