お気に入りの絵本を手放せない
子供の頃の絵本て、皆さんは取っているのだろうか。
どうしても手放せない何冊かを、少し置いてある。ヘッダーの絵本は、もう45年ほど前の物。
大学の、英米児童文学の授業でアーノルド・ローベルを紹介された時、「へー! 児童文学界では有名なんだ!」と思ったけど、それどころじゃない、けっこうみんな知っていたとわかった。
「がまくんとかえるくん」は特に有名。
友人関係のようで、兄弟のような、父と息子のような関係の日常が描かれている。夫もこの絵本大好き。ぬいぐるみも好きなため(夫が)、こんな物もある。
キーホルダー。冬ヴァージョンのぬいぐるみもある。
これはいつぞやかのクリスマスプレゼントにした。
そして「もっとも」と言って良いくらい好きな絵本がコレ。
「どろんこハリー」。
最初の見かけじゃわからないんだよ。本当はハリーだったんだよ! ってところがすごく好きで、何度も何度も読んだ。
さらに、ウサギ好きの私は、ウサギが主人公の絵本、二冊を残している。
一冊はイースターの絵本。色使いがパステルカラーで、どのページもカラフル。
端っこが茶色に変色しているので遠目で。
ウサギが主人公の絵本、もう一冊はコレ。
内容はなんてことない。主人公のうさぎが、にんじんケーキを作れないかもしれない。……作れないかもしれないぞ! 作れた!! って内容。
さらにもう一冊は、雨の日に、退屈なライオンの子供が自分の空想の世界で遊ぶ絵本。
もうそれだけなのだ。多分一人遊びを楽しむ子供ライオンに感情移入できたのと、オレンジ色が好きだったから、余計にお気に入りだったんだろう。自分の好みを振り返って当時の気持ちを想像する。
たくさんたくさん持っていたけど、その中でも繰り返し読んで、引っ越しの度に大切に持ってきた10冊。
夫は「ひとまねこざる」シリーズをたくさん持っており、ボロボロのをまだ持っている。
そして息子の絵本に関してはほぼ手放しておらず、専用の本棚を作ってもらった。小学校上がるまでによく読んだ思い出の本たちがここにある。
最近の、よしたけしんすけさんの絵本も面白くて、何冊かがこの中に加わった。
他に、壁一面の本棚の部屋があり、夫専用本棚、息子専用本棚、漫画や将棋本棚、もある。夫専用本棚は、漫画、エッセイ、対談集、雑誌や映画のパンフレットなど、周りにも本が積み重なっていてそのうち床が抜けないか心配だ。定期的に「片づけて」とお願いしているが、またしばらくすると積み重なる。漫画も含めて本だらけ。ちょっと多すぎる気がするー。
置き場所に困ってもいるけど、この絵本は多分、一生持つんだろうなあ。