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眉毛にも忍び寄る年齢!

 アイコン見て、指摘して下さった方もいるように、私の眉毛は濃い。

 眉毛にまつわる話が多すぎて、書いておきたい。

 イジメられた時期も抜けた小学校六年生の頃。たくさんの友達ができて、クラスメイトも気軽に話してくれるようになった。でも私の眉毛はどうもいじられる。
 「毛虫ちゃん」とか「りりしい眉やわあ~」とか、眉毛を愛おしそうに撫でられていた。

 中学生になると、ホルモンが活発化してきたのか、眉と眉の間にちらほらと毛が生え始めた。

 こんなところも濃くなるのか。
 
 慌てた私は眉毛の間を剃った。
 
 剃ったらもっと太いのが生えてくるのでは?!

 秘かにすごく心配していたけど、何故かそれから眉の間が埋まることは、滅多になかった。10代の頃何度かくらいで済み。不思議。

 でもやっぱり眉毛の濃さで、「まゆげーず」なんていじられた。

 周りを少し手入れしようと思ったのは大学生になってから。それも周りの皮膚と区別するために、まぶたとか明らかに眉毛の範囲ではないところをこぎれいにしたくらい。私の眉毛はいつだって野性的に元気いっぱい、眉毛の好きにさせていた。

 友達の彼氏にも「なんや! ‘まゆどん’やん。仲間やな!」と言われた。眉毛の濃い彼氏だったので、同類と思われたらしい。でもなにその当たり前みたいな呼び方は。まゆ毛属まゆどん科の仲間みたいにさあ。彼の方が迫力だったと思うんだけどなー。

 挙式のメイク時も、変に眉毛をいじられたくなくて「眉毛をいじらないメイクにしてください」と、まあまあ野性的に保たれていた。

 これが最近、ちょこちょこいじらなくてはいけなくなっている。野性的に生えなくなった代わりに、一本一本が長くなるのだ。だから放っておくと、眉尻がダレ~ンと下がる。
 

 そんなことまるで気にかけない夫も近年、「眉毛が伸びるようになった」と気にするようになった。眉毛ハサミを買って与えると「ありがとう」と嬉しそうにして、時々使っているようだ。
 「切り過ぎちゃった」とか気にしつつ「でもすぐ生えるよね」と。
 すぐ生えるのもまた年齢なのか。

 こんなところも歳取るのか。互いに驚きつつ、私もさすがにそうやって時々手入れをする。やっぱり慣れていないから、時に一部が短くなり過ぎる。

 そして私も思う。「まあすぐ生えるよね」。


#エッセイ #眉毛 #手入れ #野性的 #歳を重ねるということ #長くなる #すぐ生える

読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。