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クリスマスカードを書く楽しみ

 クリスマスが大好きで、昨年クリスマスツリーについて書いた。
 全然クリスチャンでもないのだけど、あの赤と緑を中心とした色合いに気持ちが温かくなってホッとする。ブルーとか白も空気の澄んだ感じが出ていて良い。金とか銀もキラキラして良い。たくさん良い!


 サンタさんの思い出に関しても書いた。自分が子供の頃。息子が幼少期。周りで聞いたり読んだりした苦労話。

 息子が大きくなったのと、忙しくなったために、クリスマスのイベントを楽しむ雰囲気は我が家にはほとんどなくなった。

 それでも私が楽しめるのは、クリスマスカード。


 年賀状は、昨年からやめてしまった。親せきには送る程度にして、続けていた友達たちには、「年賀状やめるね」と伝えた。年賀状は年賀状の良さがあるのはわかっている。いやもしかしたらわかっていないかもしれない。年賀状好きな人からしたら、私の認識は「そうじゃないんだよ」と言われるのかもしれない。年賀状が好きな方は、どうぞそのまま楽しんでほしい! 理解がないとかではないので念のため。

 いつも年賀状を二通り作っていた。親せき用には、子供の成長を知りたがるため写真を入れる。それとは別に、知り合いや友達用。本屋で、使いそうな素材があるものを選び買う。パソコンの前で、背景や絵の大きさ、配置などを選ぶ。その作業が嫌いではなかったけど、忙しい時期に段々と億劫になってしまった。

 年賀状自体は嬉しい知らせもあるけれど、感情が色々と揺れる。揺れるのは大して親しくもない人と、義理で無理矢理やりとりしているからだと気付いた。反対に、親しくしている人、しっかりやり取りしたい相手だと、物足りない気持ちもある。又、年賀状で何行かを送ってそれに対して返事があるわけでもなく、こちらも返事をしない、ある意味一方通行も寂しくて。

 それで元々何通か送っていたクリスマスカードを、本当に親しくしている人や好きな友人たちに送ることにした。

 クリスマスカードを以前、集めていた。いつか個展を開きたいくらいにたくさん。毎年気に入った物を厳選して何枚か買い、あとはやり取りしてもらった物を大切に取っておいたのだ。
 でもキリがないや~と、ある年突然あきらめてしまい、どんどん人のために使うことに。
 集め続けていたら良かったかなとふと思う瞬間もあるけど、たまって仕方ないので、やっぱりまあ良いや。

 今年は年賀状をやめて初めての年。クリスマスカードはもう注文して届いた。ユニセフのカードのセット。毎年ユニセフに貢献しているわけじゃないけど、今年は割と気に入ったデザインが多かったので買ってみた。

 楽しみなのは、書く時に相手を思うのはももちろん、どの絵柄を誰にしようと考える時。
 あの人はこういうのが好きそう。とかあの人はこのイメージ。とか思い浮かべてカードを選び、割り当てて付箋に名前を書いて貼る。

 それからようやく書く作業に移る。
 カードの表紙を見て、その人の名前を付箋に見て、そしてカードを開く。この空白が埋まるかな。たくさん書きたい私は、その広い白いスペースが嬉しい。
 いつもとても楽しみだけど、今年はいつもよりたくさん書けるから、もっと楽しみ!
 

#エッセイ #クリスマスカード  

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かわせみ かせみ
読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。