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外山喜雄・恵子夫妻が語る”サッチモ”とともに歩んだ56年
ジャズアカデミー第3回は、サッチモとジャズの故郷ニューオリンズに魅せられて外山喜雄・恵子の『サッチモ人生』と題してお贈りしました。
外山喜雄さんは昭和19年生まれ、ジャズの王様ルイ・アームストロングの世界的研究者で”日本のサッチモ”と呼ばれています。
今回は、喜雄さんと大学時代から一緒に歩んできた恵子さんと一緒にご登壇いただき、夫婦でのニューオーリンズ武者修行、数々のサッチモのエピソード、そして「銃に代えて楽器を」の活動についてたっぷりとお話を伺いました。
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お二人が青春を過ごした学生時代は、ルイ・アームストロング(サッチモ)、ジョージ・ルイス、デューク・エリントンなど、ジャズの来日公演ラッシュ。1964年のサッチモ来日公演の際、楽屋を訪ねた喜雄さんは、なんと置いてあったトランペットをサッチモの目の前で吹いてしまったというエピソードも。恵子さんは遠慮して楽屋に入らず、そのことを今でも悔やんでいらっしゃるとか。
その後1967年にブラジル移民船「ぶらじる丸」に乗り込み、ニューオーリンズへの5年間の武者修行に出かけます。当時は海外生活の情報が簡単に手に入らない時代。生きた情報はテレビ番組「兼高かおる世界の旅」ぐらいしかなく、それがむしろジャズの本場ニューオーリンズへのあこがれをかきたてたそうです。
ニューオーリンズでの生活は音楽に溢れていました。しかし生活の厳しさは日本の比ではなく、特にドラッグや銃犯罪は小学校にも「ドラッグ・銃持ち込み禁止」の看板がかけられるほど蔓延しているという、アメリカ社会の現実も見ることになります。
外山さんご夫妻は、近年「銃に代えて楽器を」のメッセージとともに日本からニューオーリンズに楽器を贈り続けています。東日本大震災の際は、逆にニューオーリンズから楽器が贈られ、日米両国の子どもたちの相互国際交流事業も行ったそうです。
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”サッチモ”の縁をつなぎ、オールド・ジャズに生きる「ジャズ夫婦」の素敵な人生のお話を伺うことができました。
公演情報(チラシをクリックすると詳細情報に飛びます)
かわさきジャズ2022に「外山喜雄とデキシーセインツ」が出演します!
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今回のジャズアカデミーダイジェスト版は、下記より動画でご覧いただけます!(10/26更新)