[ライブレポート]国府弘子スペシャルトリオ+1 ~秋の平均年齢若返り大作戦~ @ラゾーナ川崎プラザソル
かわさきジャズ2024「プラザソル 3Days」の最終日となる11 月8 日は「国府弘子スペシャルトリオ+1」のライブでした。メンバーは、国府弘子(ピアノ)、八尋洋一(ベース)、岩瀬立飛(ドラムス)、そしてスペシャルゲストには今年のかわさきジャズのBRIDGE ARTISTであり、川崎市アゼリア輝賞を受賞した現役音大生の渡邉瑠菜(サックス、ボーカル)の面々。国府さんの生ライブは初めてでしたので期待いっぱいでした。
1st ステージ最初の曲は「Starland」。厳かに、壮大に、そして、瑠菜さんのソプラノ・サックスの音色が会場全体に行き渡ります。その後、国府さんと瑠菜さんのデュオで「Lady Moonlight」からのメドレーと進みます。1st 最後はピアソラの「Adios Nonino」、圧巻の演奏でした。
さすが、ジャンルにとらわれない国府さんは、演奏の幅が実に広い。聴衆はいろいろなジャンルを一度で楽しめるので、お得な気分です。
2nd ステージ最初の曲は藤井風さんの「帰ろう」。国府さんのピアノと瑠菜さんのボーカルでデュオ。一体感のある良い演奏で、まるでお二人の持ち歌のようでした。「Angry Moon」は瑠菜さんのオリジナルで超カッコ良いジャズ・チューンでした。その後、トリオ演奏に戻り、往年のクロスオーバから、「Mountain Dance」、「Melodies of Love」。
アンコールではナベサダの「Samba do Marcos」。この曲私も大好きな曲。あっという間の2時間でした。国府さんとともに、瑠菜さんは要チェックミュージシャンですね。
TEXT by いけだま(かわさきジャズ公認レポーター)
PHOTO by Taku Watanabe
<公演情報>
国府弘子スペシャルトリオ+1 ~秋の平均年齢若返り大作戦~
日時:2024年11月8日(金)開演19:00(開場18:30)
会場:ラゾーナ川崎プラザソル
出演:国府弘子(p)、八尋洋一(b)、岩瀬立飛(drs)、渡邉瑠菜(sax、vo)
【SETLIST】
1st stage
01. Starland
02.トリオ曲
03. メドレー
Lady Moonlight〜Listen to My Heartbeat〜Slingshot
04. Cosmic Rendezvous
05. Adios Nonino
2nd stage
01. 帰ろう
02. 帰り路(かえりみち)
03. Angry Moon
04. Mountain Dance
05. ~Melodies of Love
06. メドレー
September〜Some Skunk Funk〜Pick Up the Pieces
encore
01. Samba do Marcos