日経平均の年間アノマリーを紹介します!日経平均は2月に上昇しやすい傾向が!?
こんにちは、川崎ドルえもんです!
今回は、日経平均の過去データから、その月・週・日にどういったアノマリーがあったのかを紹介してきます!
相場には様々な傾向があります。
例えば、またあとで紹介しますが、3月31と9月30日の日経平均は陽線が付いた回数が少なく、陰線が付きやすい傾向があります。
これは、半期末ごとの企業優待確定日が3月31日と9月30日だからです。
これから紹介するデータは、あくまで過去の統計データですが、投資する参考にしていただけたらと思います。
日経平均の月足アノマリー
下の表は、日経平均の月足を2002年~2021年末までの20年間数えたものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1653225350556-VnIW7Lrbij.png?width=1200)
見てみると日経平均の月足は、2月の陽線回数が14回付いており、70%の確率で陽線が付いています。
このことから日経平均は2月に陽線が付きやすいアノマリーがあることが分かります。
日足と週足のアノマリー
次は、各月の日足と週足のアノマリーを紹介していきましょう!
1ヵ月は約30日あります。
このデータで月足アノマリー情報では分からない、より細かいアノマリーが分かります。
データ見かたは、
![](https://assets.st-note.com/img/1653270609339-cdBR7mIuMR.png?width=1200)
基本的に日足と週足の20年平均の陽線確率を見ていけば良いでしょう
(ちなみに、土日の陽線確率も表示していますが、これは過去に土日じゃない年があるため表示しています。)
1月の日経平均アノマリー
さっそく日経平均1月の日足と週足のアノマリーを見ていきましょう!
下の表を見てみると、1月は30日の日足統計データの20年平均が14%と低くなっています。
これは、過去20年間で陽線が付いたのが2回だけで、あとはすべて陰線だったということです。
このことから、1月30日の日経平均は陰線が付きやすいアノマリーがあることが分かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1653268498883-CDVBZR2UwG.png?width=1200)
2月の日経平均アノマリー
2月の日経平均は、月足データで陽線が付きやすいと紹介しましたが、週足と日足データでは80%以上、20%以下に偏っている日がありません。
強いて言うなら、月初めと月半ばの週間平均が少し高くなっているので、このあたりに上昇しやすいアノマリーがあるのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1653270836480-E42T5KwuZD.png?width=1200)
3月の日経平均アノマリー
次に3月ですが、3月7日の日足陽線確率が14%、31日は20%と低くなっています。
3月31日はおそらくですが、利権確定日のため下落しやすい傾向・アノマリーがあるのかもしれません。
さらに、3月20日は日足陽線確率が86%と高くなっています。
3月20日か21日は春分の日でこの前後は陽線が付きやすいのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1653271134650-ZorWEe8lRV.png?width=1200)
4月の日経平均アノマリー
4月の日経平均は、過去の統計データでは目立ったアノマリー情報は出ていませんが、4月17~21日の週足の週間平均が65%とわずかに高くなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1653271704553-aV2fzZJluO.png?width=1200)
5月の日経平均アノマリー
5月は、27日の日足陽線が87%となっていました。
さらに、26日は週足陽線確率が85%と高くなっています。
このことから、5月26~27日の日経平均は上昇しやすいアノマリーがあることが分かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1653271930661-VzsghCs6Qz.png?width=1200)
6月の日経平均アノマリー
6月は少し偏った確率になっている日足、週足の日がありますが、80%以上、20%以上の強い偏りになっている日はありません。
このことから6月の日経平均は、目立ったアノマリーは無いと見て良いでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1653272085747-oX0ojbc1YJ.png?width=1200)
7月の日経平均アノマリー
7月は、6~8日の週足統計データの20年平均が14%~27%と低く、週間平均も31%と低くなっています。
このことから、7月6日~8日にかけて日経平均は、陰線が付きやすかったアノマリーがあることが分かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1653272236360-b9QIqjq93Q.png?width=1200)
8月の日経平均アノマリー
8月の日経平均は、目立った偏りは出ていませんが、1日は直近10年間の2012~2021年の陽線確率が100%となっています。
これは、直近10年間は一度も陰線が付いていないということです。
なので8月1日は、少し注目しても良いでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1653272448299-kDcwR4JY99.png?width=1200)
9月の日経平均アノマリー
9月の日経平均アノマリーは、30日の日足の陽線確率が20%と低くなっています。
30日は利権確定日なので下落しやすいアノマリーがあるのでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1653272942675-Pu7HkLQFVq.png?width=1200)
10月の日経平均アノマリー
10月は、11日の日足陽線確率が83%と高く、12日は17%と低くなっています。
このことから、11日の日経平均は陽線が付きやすく、12日は陰線が付きやすかったアノマリーがあることが分かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1653273048818-PwJOPLfuIS.png?width=1200)
11月の日経平均アノマリー
11月は、28日~30日の週足陽線確率が71%~86%と高く、週間平均も74%と高くなっています。
このことから11月の日経平均は、月末にかけて上昇しやすいアノマリーがあることが分かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1653273877215-CIJJ8SkFqc.png?width=1200)
12月の日経平均アノマリー
12月は、26日の日足陽線確率が86%と高くなっています。
86%ということは過去20年間で陰線が付いたのは2回だけで、あとはすべて陽線だったということです。
このことから、12月26日の日経平均は陽線が付きやすいアノマリーがあることが分かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1653274069352-jM6fRQSiKc.png?width=1200)
以上、日経平均のアノマリー情報でした!
これらは、あくまで過去の統計データになりますが、投資の参考になれば幸いです!
終わり
【募集中!】同様に年間のアノマリーを知りたい株などがありましたら、遠慮なくコメント欄でお知らせください!
気になる銘柄であれば、解説記事を作成します!お楽しみに!
※免責事項)・当記事は、お客様の投資判断にあたって参考となる情報提供を目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。・当データは、過去の相場からデータを取ったものであり、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。・本情報は、川崎ドルえもん個人の見解、データ算出法であり、本記事の情報で生じたいかなる損害については一切の責任を負いません。・投資の最終的な判断は自身で行ってください。・投資は自己責任です。
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