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【Voicy】デジタル時代の今こそ知っておきたい「豊川信用金庫事件」から学ぶ情報リテラシー
⚠️こちらの記事は音声配信Voicy"テクポリ”を文字起こしし、生成AIにて自動要約させたものです。
📻音声配信についてはコチラから
https://voicy.jp/channel/3876/6455832
皆さん、こんにちは!衆議院議員の川崎 ひでとです。
Voicyで配信中の番組「テクポリ」では、日々の政治活動や最新のデジタル政策について、皆さんと一緒に学んでいます。
今回は、先日自民党のデジタル社会推進本部で学んだ、とても興味深いお話「豊川信用金庫事件」についてご紹介します。
豊川信用金庫事件とは?
今から50年前の1973年12月、愛知県の豊川信用金庫で実際に起こった事件です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E5%B7%9D%E4%BF%A1%E7%94%A8%E9%87%91%E5%BA%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6
当時、女子高校生Aさんが友人Bさん、Cさんに「豊川信用金庫に就職が決まった」という話を電車の中でしていました。
その際、BさんとCさんは「信用金庫は危ないよ」と冗談交じりに言いました。
この時の「危ない」は、強盗などが侵入する可能性があるという意味でしたが、Aさんは経済的に不安定なのではないかと勘違いしてしまいました。
Aさんは親戚にその話を伝え、親戚から友人へと噂はどんどん広まっていきました。
同じ頃、豊川信用金庫に120万円を引き出したいという電話がありました。
単純に支払いのために引き出したかっただけのようです。
当時携帯電話は普及していなかったため、店の電話から連絡したようですが、その電話を聞いていた別の客が「倒産するから120万円をおろすのだろう」と思い、自分も慌てて180万円をおろしてしまいました。
こうして噂はどんどん広まり、預金を引き出す人が続出。
最終的には、アマチュア無線愛好家がこの情報をアマチュア無線で広めてしまい、取り返しのつかないほどの騒ぎになってしまいました。
デマの拡散力
この事件の最終的な解決策は、豊川信用金庫がマスコミの協力を得て記者会見を行い、現金を会場に並べて「うちは大丈夫です」とPRすることでした。
しかし、情報通信機器がない時代でも、デマがこれほどまでに大きな影響力を持つことに驚きです。
なぜ今「豊川信用金庫事件」なのか?
情報が簡単に拡散される現代において、この事件は決して他人事ではありません。
特にSNSが普及した現代では、誰もが簡単に情報を発信できます。
さらに、サイバーアタックも頻発化しており、同じような事件が各地で起こる可能性があるという危機感を、今回の勉強会で共有しました。
現代版「豊川信用金庫事件」のシナリオ
例えば、あるお店がランサムウェアやDDoS攻撃などのサイバーアタックを受けた際、犯人が「あのお店はサイバーアタックを受けて身動き取れず、まもなく倒産するらしい」という情報をSNSで流したとします。
すると、その情報が瞬く間に拡散され、お店の評判は地に落ちてしまうかもしれません。
また、DDoS攻撃などをしなくても、嘘の情報を流すだけで同様の事態を引き起こすことができます。
「あのお店は数日前からシャッターが閉まっている」「警察が捜査に入ったらしい」など、もっともらしい嘘の情報を流せば、人々はそれを信じてしまいます。
これが銀行や証券会社だった場合、預金や株の大量引き出しが起こり、社会的な混乱を招く可能性があります。
情報リテラシーの重要性
このような事態を防ぐためには、私たち一人ひとりの情報リテラシーを高めることが不可欠です。
情報過多な現代において、流れてくる情報に安易に飛びつかず、「本当はどうなんだろう?」と疑うことが大切です。
また、マスコミもスピード重視でニュースを流すのではなく、信憑性をしっかりと確認することが求められます。
まとめ
今回は「豊川信用金庫事件」と、現代における情報拡散の怖さについてお話しました。
この事件は、情報化社会に生きる私たちにとって、情報リテラシーの重要性を改めて認識する良い機会になるはずです。
Voicy「テクポリ」では、このような情報を分かりやすく解説していますので、ぜひ聴いてみてください。
それでは、また次回の更新をお楽しみに!