【検証】インフルエンサーマーケティングって本当に効果あるの?
こんばんは。さくらインターネットが運営する「さくマガ」で編集長をしている川崎です。
インフルエンサーマーケティングを実際にやってみたのですが、効果がどれ程あったのかお伝えしたいと思います。
結論から言うと、アクセス数については思ったほどの効果はありませんでした。
事前の期待が大きすぎたというのもありますが、「こんなものかあ」というのが正直なところでした。
今回、インフルエンサーマーケティングといっても
・どんな事をしたか
・どんな結果だったか
を具体的に書きたいと思います。
今回のインフルエンサーはTwitterでフォロワー数が10万人以上の方となります。バイネームでは言及しておりません。
※Instagram・Facebook・TikTok・noteのインフルエンサーは検証していません。このあたり詳しい方がいれば教えてほしいです。
やったこと
インフルエンサーにインタビュー
↓
インタビュー記事を作成、公開
↓
インフルエンサーに記事をツイートしてもらう
ツイートしてもらう行為にお金は発生していません。あくまでインフルエンサーの方の善意でやってもらっています。
やったことはよくある一般的なインフルエンサーマーケティングの手法といえるでしょう。
ちなみにリツイートだけの場合はもっと数字が低いという結果でした。
この手法はオウンドメディア運営者ならやってみようと思ったこともあるのではないでしょうか。
私は最初、10万フォロワーいれば10%くらいはツイートのリンクをクリックしてくれるだろう。ってことは1万アクセスはいくだろうな。と、なんとなく思っていました。
あなたはどの位クリックされると思いますか?
結果
500アクセス
10万フォロワーで500アクセスです。
インフルエンサーに自分の記事が公開されたと投稿してもらい、ワクワクしてGoogleアナリティクスのリアルタイム計測を眺めていました。
「ん、全然人きてないけど、GA壊れた?」と思いましたが、テストしても正常・・・
結果として10万フォロワーのインフルエンサーが記事を紹介してくれても、1週間で0.5%の500人しか記事にアクセスしてくれませんでした。
たまたま、そのインフルエンサーのフォロワーが反応の悪い人ばかりだったんじゃないの? とも思いましたが、他のインフルエンサーでも同じような結果でした。
勝手にインフルエンサーマーケティングの公式を作成してみると。
フォロワー数 × 0.5% = 記事へのアクセス数
となります。
もちろん、インフルエンサーのフォロワーが反応してくれるようなコンテンツ企画を作ることが出来ればアクセス数も増えるでしょう。それが出来ていない私たち編集担当が悪いという意見もよくわかります。
例として単純なインタビューだとこの位の数字だと思ってください。最近は事前に数字を予測するときにはこの公式を使って予測しています。やはり、予算策定などでは事前の数字予測というのは必要ですから。
あくまで、オウンドメディアの記事へのリンククリックをコンバージョンポイントとしているので、商品の購入やサービスの申し込みをコンバージョンに設定すると更にエンゲージメント率は低くなるのではないでしょうか。
もちろん、そのインフルエンサーの特徴にあった商品やサービスであればエンゲージメント率は高くなると思いますが。
じゃあ、インフルエンサーマーケティングは駄目なのか?
ここまでインフルエンサーマーケティングの効果が無かったと書きましたが、今後もインフルエンサーマーケティングは続けます。
「え、効果が無かったのに何故?」と思うでしょうが、記事へのアクセス数以外でメリットが大きいからです。
さくマガでは記事をアップする際に「#さくマガ #さくらインターネット 」というハッシュタグを付けて投稿しています。これは記事をシェアする際に自動的に入るように設定をしているものです。
こんな感じです。
エンゲージメント率が低くても、インプレッション数が多ければ多くの方にハッシュタグを見てもらえるということです。
さくマガは設立してからまだ2カ月程度のメディアなので、とにかく認知度を上げていく必要があります。そのためには目先のアクセス数よりもどれだけ多くの人にリーチできるかが重要です。
結果として、11月と12月の指名ワード検索は大きく上昇しました。それだけ多くの人に「さくマガ」という存在を知ってもらえたということです。
なので、インフルエンサーマーケティングは直接のアクセス増には結び付かないけど、認知度アップのためには重要な施策だと思っています。
何事も目的によって向き、不向きがあります。自然な形で拡散されることが一番良いとは他の事例もあれば是非、共有していただきたいです。