優しい人
よく「優しいね」と言われることがある。シンプルに褒め言葉だと捉えているので、単純に嬉しい。それと同時に「別に優しくないのに表だけの俺を見て勘違いしているな」とも思う。
大好きなロックバンド、ハンブレッダーズの「天国」という曲に
という歌詞がある。
誰かに「優しいね」と言われる度に、本当の自分は別に優しいと言える人間ではないのになって思ってしまう。そもそも「優しい」という言葉自体も曖昧でよく分からないけど。
小学生の頃友達のベイブレードをパクったこと、友達に自分の機嫌次第で理不尽にイラつくこと、友達6人で行った旅行で疲労と1人の時間が無い事が原因で早く帰りたいと思ってしまったこと、人によって態度を変えること、素直に人を褒めれないこと、立て替えてもらったお金を中々返さないこと、自分には甘いのに他人の理不尽は許せないこと、何回も煙草をポイ捨てしたこと、昔母親に平気で暴言を吐いてたこと、人の幸せを喜べないこと、なんならちょっと不幸が起きた方が面白いと思ってしまうこと。何気ない言動で相手を傷つけたこと。今思い返しただけでもこのくらいの悪行がある。(記憶にないだけでもっと多いかもしれない)
こんな人間が果たして本当に優しい人なのか??
当たり前だけどこんなこと表では口が裂けても言えない。もし言ってしまったら秒速で俺の周りから人がいなくなる。じゃあ心の中で留めておけよって話だけど、ずっと心に蓄積されていくマイナスは放置しておくと精神にまで攻撃してくる事があるので、noteで吐き出させてもらってる。別に知人が見るわけでもないしいいかって。
優しいねと言われたら単純に嬉しいと上述していたが、今思い返せば素直に喜べてない自分がいたかもしれない。なぜなら忘れ去ってしまいたい秘密の数を数えてしまうから。
まあでも、自分が1ミリも優しくない人間かと言われたらそうではないという誇りは持って生きていきたい。
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