見出し画像

孤独

1人でいることは好きだ。
土日は基本家にいることが多い。生粋のインドア派だ。1人で何をしているかといえば、好きなだけ寝て、晩飯の食材を最寄りのスーパーに買いに行き、競馬見て、もう一回寝て、小説読んで、テレビ見て、YouTube見て。そんなことしてたらあっという間に1日が終わる。かなり充実している。

毎週月曜になると職場の人間に土日何してた?と聞かれ、正直かなり面倒なので適当に寝てたと答えてたら、いつのまにか友達のいない可哀想な人みたいなキャラクターになっていた。
大学時代の親友が2人いる。ほとんどが就職を機に東京から出てしまい、残った2人の親友とも自然に会う機会は減った。俺の東京での人脈はこの2人しかいない。
せっかくの土日を寝て終わるなんて可哀想と遠回しにニヤニヤしながらいじってくる職場の人間は、なんて残念な人間なんだと思う。休日は友達、恋人と遊ぶことだけが充実した休日だと思い込んでいる。同情されて、今度みんなで遊びに行こうよと言われる始末だ。こういう人達はきっとハンブレの音楽を聴いても何も感じない人なんだろうな。

1人は好きだけど、孤独に強いかと言われたら決してそんなことはない。社会人になって孤独を感じることが増えた。おそらく本心で語り合える人と接する時間が大学時代と比べて減ったからだ。1日の大半を過ごす職場の人たちは良い人達だけど、心から話せる気がしない。

いくら1人が好きだと言っても、孤独は不意にやってくる。1人でもギリ孤独に耐えれてるのは毎日LINEしている人の存在があるからだと思う。大学の親友ではない3人。そのうち2人はグループで、そこではみんなで毎日のように今日の仕事だるいなとか、行きたくないなとか、仕事中にあと何時間だとか、そんなくだらない本音をそのまま投げつけてる。正直何の生産性もない会話だけど、ここの存在はかなり助かっている。もう1人は俺がいつまでたっても誘えない子。誘う気もないのかもしれないが。
ただこの3人も、土日は友達と遊んでいたり恋人と過ごしていたりするのを聞くと、あー俺だけか。と思う。
今日の夜、久々に強く孤独を感じた。いつも話してる3人のLINEが鈍くなり、2日間中々スマホは鳴らなかった。メンヘラ彼氏ではあるまいし、返信が遅い!と腹が立ったり不安になったりはしないけれど、自分の周りに誰もいない感覚が久々だった。ただいつも通り過ごすことに変わりはないので、競馬見て、スーパー行って、寝て、小説読んで、テレビ見て夜ご飯を食べた。
夜ご飯を1人でテレビを見ながらぼーっと食べてるとき、ふと泣きそうになった。単純になにか寂しかった。やばいと思って急遽イヤホンをしてハンブレを聴いた。

忘れないで君がいつか 
ヒトであること嫌になって
夜の合間で立ち止まっても
これっぽっちの文字数で 戦闘機よりも速く
絶好調にしてやる ヘッドフォンをしろ!

THE SONG/ハンブレッダーズ

ベイビーベイビー思い出してくれ
こんなに愛してるってこと
君が涙を流さなきゃダメなんて
クソ食らえだ
「平気平気」って笑わないでくれ
嘘だとわかってしまうから
涙の理由を僕にだけ話してよ

CRYING BABY/ハンブレッダーズ

もう自分のための曲だと思ってる。
いつもありがとう、ハンブレッダーズ。

ふと孤独を感じてイヤホンをして煙草持ってベランダに出て書き出したこのnote。合間に風呂とか入ってたらもう寝る時間をとっくに過ぎてしまっていた。

明日も仕事だ。
死にたいとかではなく、寝たままずっと目が覚めなければ良いのにと思ったことが何回もある。このままずっと静かな夜が続いてくれればいいのにって。
しかし容赦なく朝はやってくる。また5日間、耐えなければ。
おやすみなさい。

夜のベランダは第二の居場所的な存在

いいなと思ったら応援しよう!