現実的な夢想
暮らすという行為
一人暮らしをするようになってから、日々の暮らしも効率的に行いたいタイプになっている。
掃除、洗濯、食事、当たり前のことだと思うが、仕事をしている人間にとって帰宅後の6時間はほぼRTAである。
洗濯を回している間に料理や買い物、撮り貯めた番組を見ながら掃除、これを毎日毎日続けていく。
何年も経つと次第にスピードもスキルも上がっていく。これぞ人の成長である
スキップしたい
最近よく考える。
脳をどうにかいじってボタンでこの作業SKIPできねぇかなぁと。
毎回同じ作業の繰り返しで成功率もほぼ一緒なら、体感時間だけ短くできないかなぁと。
例えば何か行動をしようとするときには、前もって設定をインプットする。
どんな作業を、どれくらいの時間をかけてやるか。
目の端に浮かぶ実行ボタンをじっと見て瞬きを2回。
すると、時間を消費して「結果」が残る。
経験は経験値として数値化され、体内に記録される。
慣れている作業なら失敗率は低いし、時間が短かったりスキルが足りなかったりすると理想の結果は出来上がらない。
完成度6割とか8割を最低目標にして、どれくらい時間がかかるかは体内のAIが計算してくれる。便利。
ただし疲労は残る。身体は動いているので。
イレギュラーが起こった時はいったん意識が戻るので、そこで分岐を選択するとまたオート作業に戻る。
毎日実行ボタンと選択を繰り返して過ごすと、気づけば1日が終わり、1週間が終わり、1年、10年が終わっている。
便利な一方で、時間だけが失われる。
いや儚いなぁ
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