脇の下の筋肉をほぐすと肩の不調を改善できることが多いので調べてみた

肩の不調を訴える方が多い。
肩が水平以上に上がらないとか、腕を回すとコチコチ音がなるとか。

こういう方に対して腋下(脇の下)の筋肉をほぐすと症状が和らぐ。

なぜ症状が和らぐのか?

いろいろな方に助言を求めて、ぼくが最も腑に落ちた説明がこちら。

肩関節は360度あらゆる方向に動く。
それは肩の前面、後面、上部、下部(腋下)の筋が連動しているから。
その中でも腋下は人間の急所であり、他の部分に比べて開け広げたりほぐしたりされにくい。
特に腋下の筋が肩の可動を制限しているため、不調が起きている。
そのため、腋下をほぐせば方の不調が改善する。

「他の部分に比べて開け広げたりほぐしたりされにくい。」という点は憶測だけど、十分有り得ると思う。

腋下を通る筋肉とは?

腋下を通る筋をピックアップしてみた。こうすることで、腋下を施術する際に自分がなにを触っているのかをイメージできるようになりたい。

ということで、ヒューマンアナトミーアトラスというアプリでどんな筋肉が腋下を通っているのか調べてみた。

なお、腋下を通る筋を見やすくするために、大胸筋・小胸筋・前鋸筋・僧帽筋などは非表示にしている。

肩甲下筋

腹側から肩を見た画像。青い部分が肩甲下筋だ。画像1


この筋の作用は肩の内旋。デスクワークや料理をする姿勢で固まりそう。

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広背筋

意外だったのは広背筋。名前通り背中の大きな筋肉だけど、脇の下を通って腕についている。

画像3


つまり、広背筋が固まると肩が上がらなくなる、ということも普通にあり得るということか。

画像4

ところで、広背筋はねじれるようにして腕についている。なぜなんだろう?進化の過程でそうなったのだろうか?

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大円筋

続いて大円筋。背側からよく見える筋肉なので腕の外旋に作用すると思いきや、停止部が腕の内側なので内旋に作用する筋肉。つまりこれも大胸筋や肩甲下筋とともに肩を内巻きにさせる要因になる筋肉だ。

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背側からよく見える筋肉なので腕の外旋に作用すると思いきや、停止部が腕の内側なので内旋に作用する筋肉。つまりこれも大胸筋や肩甲下筋とともに肩を内巻きにさせる要因になる筋肉ということか。

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烏口腕筋

今までの人生で烏口腕筋を意識したことはないけど、これは重要な筋なのでは?

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画像10

というのも、胸筋とともに肩の水平内転に作用する筋肉だからだ。いわば腕を前に突き出したままキープするときに使われる筋肉。

烏口腕筋_水平内転

となると、マウスやキーボード操作をするときに縮みっぱなしな筋肉ということだ。

まとめ

肩の不調をが脇の下の筋肉をほぐすと改善する、という経験から肩の筋肉について調べて詳しくなった。この流れでもっと人体について知識を身に着けたい。



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