『自然の色』

色というものが好きだ。
この世に色というものがあって自分は良かったと思っている。
特に自然の色が好き。
空も花も、木も、虫もなんて美しいのだろうと思うときは、
色に注目していることが多い。
なんか広がっていく感じがする。
（カタチも好きだけど、虫の節足とか木の伸び具合とか）

あるとき、絵の具のつくりかたなるものを習った。
実際にはつくっていないけど、話を聞いた。
植物からとって、動物からとって、そんな時代があったみたいだ。
一度何かで、桜の花びらからではなく、
桜の幹からとった鮮やかな桜色を見たことがある。
なんかいい。そういうのが好き。

写真を撮っても絵を描いても、見たまんまの色を表すのは難しい。
何でだろうと小さいときから考えている。
自然の中で堪能して欲しいということなのか。
やっぱり儚い。
だから目に焼き付けたい。
ずっとずっと忘れないでいたい。

美咲
※追記
この作品はとある最近出会ったとあるクレヨンを使った。
このクレヨン、なんと青が入っていない。赤っぽい色はあるけど赤もない。
3原色が揃っていない画材。
でも使ってみたらそのまちらしい色合い。あたたかい。
どう使うかを探究していきたい。