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ソラアメカサで『5秒で伝えるための頭の整理術』(人事・戦略コンサルタント松本利明著)出版記念セミナー@渋谷

【更新】「徹底解説!PDCAが回りだす「天才の振り返り方」 PDCAは「ソラ・アメ・カサ」と一緒に活用せよ! | JBpress(日本ビジネスプレス)」 を追加しました。

「ソラアメカサ」という言葉、聞いたことはありますか?

天気予報の用語ではありません。コンサルティング会社のマッキンゼーが採用した思考のフレームワークです。

今回、人事・戦略コンサルタントの松本利明さんが『5秒で伝える頭の整理術』という書籍を出版。この「ソラアメカサ」の使い方を徹底的に掘り下げた本になったといいます。

松本さんが関わった企業のリーダーの選抜・育成(なんと6000名以上!)にも共通する思考法だ!と思い、出版記念セミナーに参加しました。

松本さんのお話を聞くのは2回目です。

最近は、キャリア相談(ただし人材紹介業はされていません)や「週刊SPA!」などのメディアへの登場が増えているそうです。

書籍よりキャリア相談が目的の参加者が多く、ちょっと考えこむ松本さん。

ソラ・アメ・カサとは?

・ソラ(事実) 例:空は曇っている
・アメ(解釈) 例:雨が降りそうだ
・カサ(判断) 例:傘を持っていこう

3つの関連する要素を使って情報を伝えれば、相手に正しく判断してもらえるといいます。とてもシンプルな思考の流れです。

具体的に、ソラアメカサを使うひとと、そうでないひとを比較してみます。

「30秒で伝えなければならないとき、どうするか?」

とにかく、30秒で話せるだけ話してしまえ!は3流。
30秒で話す内容を事前準備して暗記する!は2流。
ソア・アメ・カサを、相手の関心に合わせて入れ替えがなら発想し、伝えるのが1流。

意外だったのが「順番」ではなく、「組み合わせ」が重要ということです。

報連相 VS ソラ・アメ・カサ

そして、情報伝達の王道「報連相」の問題点を指摘します。

「報連相」はすべてソラ(事実)だけなので、上司の指示が出た場合、間にあるアメ(解釈)が抜けてしまうことが多いそうです。部下は、上司の解釈を想像しながら、指示に従うことになります。

ソラアメカサで情報を分類

ひとは自分が「事実」と「意見・感想」を言っていることに気づきません。

「今年の夏は暑かった」というのは意見や感想で、事実は「今年の8月の平均気温は33度」が事実ですが、一般的に前者で話しがちです。

ここで問題です。職場でありがちな部下のセリフから。

働き方改革で18時に退社するよう、指示があったのでしょうか。

しかし、ソラアメカサだと、こう変わります。

無理です、で終わるのではなく、事実をデータと一緒に提示した上で、対案を提示できるようになります。

アメの注意点

ソラアメカサのなかでも、重要なのは実は「アメ」なのか、と思っていると、注意点の話がありました。

アメを考える際に「どうなりそうか?」と、未来を洞察することがポイントだそうです。

松本さん、ありがとうございました。

本書では、ソラアメカサを使ったトラブル対応やPDCAの組み合わせ方法など、さまざまな活用法が紹介されています。

参考リンク

PDCAとソラ・アメ・カサの組み合わせが紹介されています。

書籍も読みやすいです。

参考リンク:イベント告知ページ

面白いものを見つけて写真を撮れたら投稿します。世の中、面白いものがたくさんあるのに、消えてしまうのがさみしくて。