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山口義宏著『マーケティングの仕事と年収のリアル』出版記念セミナー #マーケリアル #朝渋

企業のブランディングのコンサルタント、山口義宏さんがブランド本の良書『デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール』に続き、新著を書かれました。
マーケター本ということは、ずばり自分向け!出版記念セミナーに参加しました。

今回の本のタイトルは「マーケティングの仕事と年収のリアル」。『年収』というキーワードが生々しいです。

会場は毎度おなじみ、早起き集団「朝渋」の拠点、BOOK LAB TKYOです。

まず、本を書くきっかけから。マーケティング業界のひと100名以上からキャリアの相談を受けて気づいたそうです。

しかし転職エージェントでもないのに…(笑)。

なぜキャリアが行き詰まるのか?

今回はこの3点について話されます。

3つのポイントを理解すれば、キャリアの行き詰まりを避けられると!

1.年収が決まるしくみ(業界の構造)
2.仕事のステージ(成長の道筋)
3.向き〜不向き(自分の本質)

こういった気づきを本にしようと思ったポイントが3つあります。

書いている本のテーマを、知り合いのマーケティング支援会社の社長に話すと、不機嫌になったという怖い本です!

年収が決まる仕組み

そして、年収について重要なのはここ試験に出ます!と。

マーケティング業界に限らず、年収は一般的に業界の収益構造に影響を受けるのです。

次に、マーケティング業界を2つに分類します。事業会社と支援会社です。

事業会社は「ブランド」、支援会社は「エージェンシー(=広告代理店?)」「パートナー」や「ベンダー」と呼ばれることもあります。

支援会社は、さらに「大手広告代理店」「大手専門特化支援会社」「中小専門特化支援会社」の3つに分類されます。

それぞれの市場規模によって、報酬水準が異なるのがポイントです。

報酬の要因となる成果は、事業会社と支援会社によって見えやすさが異なります。

自分が農耕型か、狩猟型か、速くに見極める必要があります。

次は、事業会社について掘り下げます。

マーケターの6つのキャリアステージ

一見、きれいなキャリアステージに見えますが、マネジメントの三層目であるブランドマネージャーもなく、さらにはCMOもあまり見かけません。多くは、マーケテイング業務を統括する部署の部長ぐらいでしょう。

年収につながる自分の成果と評価傾向も、それぞれ違いがあります。事業会社は、組織全体の成果が評価されるので、個人の評価が見えづらいです。

自分の力で年収を上げる!という気持ちがあれば、職人芸指向の支援会社で成果を認めてもらう、という手もあります。

本業と関係ない本を書いて、どうすんの?というツッコミを受けたとか…。

自分のキャリアをどう作るか?

キャリアをつくる三大要素は、
1.経歴、2.市場性が高い専門性・スキル、3.実績です。

年齢が上がるほど、実績が問われます。

そして、事業会社と支援会社によっても、働きかたにいくつかのパターンがあります。

私は転職や出向を合わせると、事業会社が3社目なので、A-2か、A-3になるのでしょうか。

最後に、山口さんからのホンネベースのアドバイスが!

1.アラサーで与件を決めて迷走を減らす(え…ぼくはもうOver40…)
2.適切なタイミングで情に流されない判断(30代前半で転職したのは、ちょうどよかったかも)
3.ステージを俯瞰して成長投資を考える(うーん、これができてないから、いま大変なんだよなあ…)

熱い質疑応答!

当日の参加者からの問いに、山口さんがズバズバ答えました!

自分にとって快適な環境に居続けると、成長は鈍化しますからね…。

気兼ねなく話せる第三者を見つけたいですね。

山口さんは、かなりの肉食系…。

自分の工夫次第で、思考する習慣はできます。こうやってnoteにアウトプットするのもおすすめです。

どうやって組織を動かしていくか?という問いに対して、3つの力が必要だという答えです。決して先天的な能力ではない、とも。

マーケターのいる現場をよく知る山口さんならではのトークでした。

山口さん、ありがとうございました!

参考情報

朝渋後のぼくのつぶやきです。マーケター界隈で起こっていることをみると、いろいろつながっているので、まとめてみようと思っています(多分)。

togetter「著者と語る朝渋『マーケティングの仕事と年収のリアル』著者・山口 義宏さん #マーケリアル #朝渋 - Togetter」

ほかのかたの参加者レポートもどうぞ!

1枚でまとめる力量がすごい!

同じくグラレコ。山口さんが似ています!

このメモがあれば、ぼくのレポートがいらない水準…。

マーケターの必読書をどうぞ!

面白いものを見つけて写真を撮れたら投稿します。世の中、面白いものがたくさんあるのに、消えてしまうのがさみしくて。